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Market日米相場概況

◆日経平均株価も方向感失う

2022.12.08 日米相場概況

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

 

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

 

日経平均株価 27,686.40 -199.47
TOPIX 1,948.31 -1.91
マザーズ 779.07 +4.92
NYダウ 33,597.92 +1.58
ナスダック総合 10,958.55 -56.34
S&P500指数 3,933.92 -7.34

 

きのうの米国市場は終日低調な取引でダウは前日の終値付近で終日
横ばい、ナスダックは続落となりました。

 

ダウは前日までの2日間で800ドル以上下げたこともあって、買いが入り
やすいところですが、利上げの長期化や景気後退へのリスクから上値を
買う動きは乏しく、小動きの1日となりました。

 

利上げによる金利の先高観はあるものの足元では米長期金利が3.4%台
前半まで下落しているにもかかわらず、金利に敏感なハイテク株は
買われず、ナスダックは4日続落。

 

長期金利が低下するということは債券市場で債券が買われていること
を意味しており、リスク回避による株式から債券へのアセット
アロケーションが起こっている可能性があるとみています。

 

つまりこれから株価が下落すことに備えて投資資金を安全な国債へと
鞍替えしている動きがみえてきます。

 

来週はFOMCと11月の米CPIと重たいイベントが2つ控えていることなども
積極的に動きづらい要因の一つかと思われます。

 

個別銘柄では、顧客情報管理のセールスフォースやアップルなど
ハイテク株が売られた一方で前日に引き続きスリーエムや製薬のメルク、
モデルナ、ファイザーなどのほか日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン
が上昇しています。

 

 

◆日経平均株価も方向感失う

 

(日経平均株価・日足チャート)

 

足元の日経平均株価もトレンド路線から道を外れ、目先方向感を失っている
状況にあります。

 

下値は27500円が意識されており、今後の追加材料次第で上にも下にも行こうか
というところです。

 

本日は先物、オプションなどデリバティブのメジャーSQ(清算日)の前日という
こともあって、これらに指数に絡んだ決済の値動きが影響しやすい1日となります。

 

簡単に言えば信用取引の制度信用の6か月返済ルールと似たようなもので、
買い方は本日までに売りで決済を、売り方(空売り)は買い戻しをして決済を
する必要があり、その決済需給のボリュームが一方向に偏ると特段材料もない
のに上昇したり下落したりするということです。

 

ただこの急変動は清算に絡む需給要因であり、1日、2日程度の影響しかない
ことがほとんどです。

 

目先もう一つ気になるところは恐怖指数と言われるVIX指数が底打ちして
上昇しはじめてきているということです。

 

(VIX指数とS&P500・日足チャート)

 

ご覧の通り、VIX指数が上昇すると株価は下がり、VIXが下落すると
株価は上昇します。

足元で下落が続いていたVIXが上昇に転じてきたということは、この先
の株価の下落を示す可能性もあり、リスクを抑えて取り組まれる方は
来週の13日の米CPI、14日のFOMCを前には持ち高を少し減らしてから
迎えるようにすると精神的に良いと思います。

 

もちろんポジティブな内容となり、結果を受けて株価上昇のきっかけに
もなり得ますが、殊FOMCに関して言えば、すでに12月利上げは0.5%が
ほぼ確実視されているためこれが実際に発表されてもプラス材料とは
なりにくく、FOMC前に発表されるCPIの結果次第では利上げがいつまで
続くのか?というところが注目されてきます。

 

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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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