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Marketマーケットニュース

◆今のところ「4:7」

2022.12.12 マーケットニュース

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

 

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

 

日経平均株価 27,901.01 +326.58
TOPIX 1,961.56 +20.06
マザーズ 787.03 +12.32
NYダウ 33,476.46 -305.02
ナスダック総合 11,004.62 -77.39
S&P500指数 3,934.38 -29.13

 

先週末の米国市場は3指数揃って反落となりました。

 

週末に発表された11月の米PPIは前年同月比で7.4%と前月の8.1%からは
鈍化し、前月比では0.3%の伸びとなり、こちらは前月と同じ伸びと
なりましたが、いずれも市場予想を上回る結果でした。

 

取引開始後は市場の反応は限定的でしたが、取引終盤にかけて徐々に
下げ幅を拡大する展開となりました。

 

12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅は0.5%になる
との見方は変わらなかったものの政策金利が高止まりするとの見方が強まった
ことで金利が上昇し株式相場を圧迫しました。

 

またPPIの後に発表された12月のミシガン大学消費者信頼感指数は予想56.9に
対して59.1と強い結果となり、1年期待インフレ率が予想外に低下したことで、
株価は一時プラス圏に回復。

 

ただ長期化する利上げ懸念から再び売りに押されマイナス圏に沈む動き
となりました。

 

先週はPPIの発表だけでなく、その後13日に11月の米CPI(消費者物価指数)
、14日にFOMCと重要イベントが控えていることもあって持ち高調整の
売りが出やすかったと思われます。

 

個別銘柄では、動画配信のネットフリックスがアナリストによる投資判断
引き上げで上昇したほか、電子署名のドキュサインが第3四半期決算で
好決算を発表し12%の上昇となりました。

 

一方、需要減が警戒され足元で原油価格が下落していることからシェブロン
などのエネルギー関連が下落となっています。

 

 

◆今のところ「4:7」

 

「4:7」、世間ではW杯が盛り上がりを見せていますが、サッカーの
得点結果ではありません。

 

この数字が示すのはCPI発表後、株価が上下どちらに動いたかを示す
数字です。

 

今年に入り、昨年12月から10月までの米CPIの結果を受けて株価が
上昇したのが4回、下落が7回となっており、発表後の上下動はS&P500
を1%前後動かしており、先行きの流れを大きく変えることし一番の
重要な指標となっています。

 

上昇する確率で見れば分が悪い状況にあります。

 

ただこの4回上昇した時期を見ると以下のように直近5か月内に
集中していることが分かります。

 

CPI発表日

11月10日 (10月分):上昇
10月13日 (9月分)::上昇
9月13日 (8月分):下落
8月10日 (7月分):上昇
7月13日 (6月分):上昇

 

直近でみれば4:1となっており、市場が徐々にピークアウトが
見えてきたCPIの結果を受けて好反応を示してきているものと思われます。

 

いまのところ事前予想では前年同月比で7.3%(前月:7.7%)、
前月比で0.3%(前月:0.4%)といずれも伸びは鈍化する見通しで
あり、予想通りの結果となれば年末に向けて株価上昇のきっかけを
作ることになるとみています。

 

また今回のPPIの結果も予想は上回ったものの前年同月比では低下、
前月比でも伸びが横ばいと上昇するようなことにはなっていないところ
はポジティブと捉えています。

 

そのためこれに続く13日のCPIも前年同月比や前月から伸びが低下する
可能性も十分にあるとみています。

 

もちろんこれは希望的観測も含めての話なので、ボラタイルな展開
に巻き込まれたくないという方はCPIとFOMCの結果が出るまで静観
というのが正しい選択かと思います。

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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