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REPORTレポート

◆日経平均は200日線で持ちこたえられるか

2022.12.19 レポート

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

 

 

【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

 

日経平均株価 27,527.12 -524.58
TOPIX 1,950.21 -23.69
マザーズ 774.83 -11.61
NYダウ 32,920.46 -281.76
ナスダック総合 10,705.41 -105.11
S&P500指数 3,852.36 -43.39

 

先週末の米国市場は3日続落となり、ダウは一時500ドル超の下げと
なりました。

 

FRBによるインフレ抑制のための利上げ継続が景気後退を招くとの警戒感
からこの日もほぼ全面安の展開で、ECB(欧州中央銀行)でも15日に
0.5%の利上げ、そして政策金利発表後、ラガルド総裁から「今後も
利上げを継続していく」との意向が示されたことが欧州株、米国株
の重石となりました。

 

加えてNY連銀のウィリアムズ総裁は、「インフレには緩和の兆候が
見られるものの、労働市場の逼迫やその他の要因で物価圧力は高い状態が
続く公算が大きく、当面の高金利を正当化する」との見解を示し、
「ターミナルレートは先日のFOMC時に公表された5.1%を超える場合も
あり得る」とコメントしたことも警戒感を高める要因となっています。

 

個別銘柄ではナイキやクレジットカードのアメックスなど消費関連、
アップルやマイクロソフトなど主要ハイテク関連が軟調で、
先日下げ止まりを見せていたテスラも再び売り込まれる展開となりました。

 

一方でダウ採用銘柄では重機のキャタピラーや航空機のボーイング、
化学のダウなどが小幅ながら上昇となりました。

 

 

◆日経平均は200日線で持ちこたえられるか

 

(日経平均株価・日足チャート)

 

日経平均も米市場の下落を受けて安く始まりましたが、ポイントとして
200日移動平均線(200MA)が意識される展開で、このラインでの
攻防となっています。

 

ここで耐えることが出来れば目先反発の動きが強まり、下抜けてしまうと
もう一段下の節目である27000円程度の下げとなってくると思われます。

 

いま市場はCPIなどのインフレ指標の低下による楽観とそれに反して
各国中央銀行による強力な利上げ姿勢による不安の狭間で動いており、
相場が一方向、例えば下方向に動くとしてももう少し先の話になって
くると思われます。

 

むしろまだ市場では「インフレはピークアウトしてきているし、FRBが
どこかのタイミングで利上げの停止を示唆してくれるのでは?」という
期待も残っていることから、自律反発の動きがそろそろ出てもおかしくは
ありません。

 

ただその反発というものも今の弱いセンチメントを変えることは難しく
上がれば戻り待ちの売りに上を抑えられて下に落とされる可能性が高い
とみています。

 

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