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REPORTレポート

◆良好な雇用指標とタカ派発言で米市場下落

2023.01.06 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 25,820.80 +103.94
TOPIX 1,868.90 +0.75
マザーズ 713.83 +1.41
NYダウ 32,930.08 -339.69
ナスダック総合 10,305.24 -153.52
S&P500指数 3,808.10 -44.87

 

きのうの米国市場は強い雇用指標を受けて3指数揃って下落と
なりました。

 

朝方発表された民間の給与支払い代行会社ADPが発表した12月の
ADP雇用統計では事前予想15.0万人に対して23.5万人増となり、
その後に公表された12月31日の週の新規失業保険申請件数も
予想22.5万件に対して20.4万件と前週の22.3万件から減少した
ことなどを受けて、労働環境が強いことから金融引き締めが
長期化する懸念が台頭、米長期金利が上昇し株価の重石となりました。

 

(新規失業保険申請件数)

 

 

加えて、カンザスシティー連銀のジョージ総裁はこの日、メディアの
インタビューで、FF(政策)金利予測に言及し、「予想を5%超に
引き上げた」と発言。

 

「インフレがFRBの2%目標に向かって説得力ある形で鈍化し始めて
いるという兆候が得られるまで、その水準に当面とどまるとみている」
との発言があったことも株売りの材料となりました。

 

一方、終盤にかけては、タカ派筆頭格とされるセントルイス連銀の
ブラード総裁がタカ派色を弱める発言をしたことで警戒感が緩らぎ、
取引終盤にかけては下げ幅を縮小させる展開となりました。
(ただ同総裁は本年のFOMC投票権は持っていない)

 

個別銘柄ではデルタ(DAL)は2月1日付でほとんどの国内線において
Wi-Fiを無料で提供すると発表し上昇。

一方でアマゾンはパンデミック時の過剰採用の調整で1.8万人の
雇用削減計画を発表し売られた。

 

その他、中国市場の復調からナスダック上場の中国ECの ピンドゥオ
ドゥオが4.8%の上昇、原油価格が持ち直しの動きを見せていること
からエネルギー関連のシェブロンやエクソンモービルも2%前後の
上昇となっています。

 

日本株はきのうの米市場の弱さを受けて反落するものと思われ
ますが、本日は夜に12月の雇用統計を控えているため、その後は
結果を見極めたいとする動きから一方的に売られるような展開には
ならないと思われます。

 

また、労働市場の強さを受けて米長期金利が上昇したことで為替
相場でもドル円が133円台半ばまで上昇していますので輸出関連を
中心に買い直され底堅い展開になるとみています。

 

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