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REPORTレポート

◆日経平均株価は上昇一服ゾーンに到達

2023.01.25 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,299.19 +393.15
TOPIX 1,972.92 +27.54
マザーズ 772.55 +0.97
NYダウ 33,733.96 +104.40
ナスダック総合 11,334.27 -30.14
S&P500指数 4,016.95 -2.86

 

きのうの米国市場はダウは続伸する一方でナスダックは反落と指数
まちまちの展開となりました。

 

きのうは1月の各国のPMI速報値がマークイットから発表されましたが、
先月までの指標の下落基調から持ち直しが見られたことで金利の上昇を
警戒し、売り先行でのスタートとなりました。

 

(各国製造業PMI【確報値】+今回の速報値)

 

上図は昨年12月までの製造業PMI確報値に今回の速報値を加えたもの
ですが、足元では好不況の節目となる50を毎月下回る状況となって
いました。

 

しかし、今回速報値が発表された米国(46.8)、ユーロ圏(48.8)、
フランス(50.8)、英国(46.7)で指数の上昇がみられ、日本は
横ばい、ドイツは0.1ポイント下落し47.0という結果でした。

 

多くの国で上昇の兆しは見えているものの50を下回る状況は続いて
いることから徐々に米長期金利は下落となり、株価の下落も限定的
なものとなりました。

 

個別銘柄ではダウ採用のトラベラーズ、ユナイテッドヘルス、
キャタピラーなどが上昇する一方で、きのう決算を発表した事務用品
の3Mは四半期決算で、一部項目を除いた1株利益が前年同期を下回り、
需要の著しい鈍化を見込んで製造部門で2500人の人員削減を発表し
▲6%の下落。

 

注目のマイクロソフトは取引終了後に決算を発表し、1株利益が予想を
上回ったことで時間外取引で一時+5%弱の上昇を果たしたものの、
その後値を消す展開となっています。

 

(マイクロソフト株価)

 

◆日経平均株価は上昇一服ゾーンに到達

 

(日経平均株価・日足チャート)

 

日経平均株価は24日、393円高となり27295円まで上昇しました。

 

きのうお伝えしていましたように上値が重くなるゾーンの27000円
~27300円のところまで到達となりました。

 

ここからは上昇一服となりやすく、いったん小動きとなった後、上に
もう一段跳ねるか、反落するかのどちらかになってきます。

 

そして、目先の動きを決めるのは米市場であり米企業の決算です。

 

米市場の取引終了後にマイクロソフトが決算を発表し、予想を上回る利益と
なったことが好感されて時間外取引で一時上昇となっていますが、その後
上昇幅をすべて吐き出す格好となっており、今晩の動きに注目です。

 

また、今週は引き続き米国では主要企業の決算発表がラッシュとなります。

 

本日(25日)は航空機のボーイングをはじめIBM、テスラの決算。
半導体関連ではラムリサーチ、テラダインなど半導体関連銘柄も決算を
迎えます。

 

ボーイングやIBMなどダウ採用銘柄の決算が良好であればダウは続伸、
ナスダックに上場するその他テスラ、ラムリサーチなどの決算が
良ければナスダック上昇となりやすくなります。

 

また個人的に注目しているのは26日決算を迎えるビザ、マスターカード、
27日決算発表のアメックスなどのクレジットカード会社です。

 

もし各社のカード取扱高が減少となれば、消費が鈍化しているという
ことを示しますので、景気減速懸念が台頭し、株価にはネガティブに
はたらいてきます。

 

10-12月期はクリスマス商戦も加わっているため、多少下駄を履いた
数字が出てくると思われますので、経営層の今期の見通し見解などに
も注目です。

 

米国ではクリスマスの時期が最も消費が伸びるときで、1-3月、
4-6月はイベントとしてはイースターがあるくらいで消費の伸びは
あまり期待できません。

 

よって個人的にはこの時期がもっとも厳しいタイミングになるのでは
とみています。

 

このあたりの決算が良ければ日本株も一段高、悪ければ反落となりやすく
なるため注意が必要です。

 

※本日の経済キーワード※

 

【製造業PMI】

 

「購買担当者景気指数」のこと。製造業やサービス業の購買担当者を
調査対象にした、企業の景況感を示す景気指標のひとつ。

 

購買担当者に、生産や新規受注、受注残、雇用、価格、購買数量などを
アンケート調査し指数化したもの。

 

なかでも製造業の購買担当者は、製品の需要動向や取引先の動向などを
見極めて仕入れを行うため、製造業PMIは今後の景気動向を占う
「先行指標」とされている。

 

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