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REPORTレポート

◆S&P500、400MAで頭打ちか

2023.02.07 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,693.65 +184.19
TOPIX 1,979.22 +8.96
マザーズ 776.37 -7.38
NYダウ 33,891.02 -34.99
ナスダック総合 11,887.45 -119.50
S&P500指数 4,111.08 -25.40

 

週明けの米国市場は金利先高懸念が再燃し、米長期金利が上昇した
ことを受けて、3指数揃って下落となりました。

 

先週金曜日発表の1月の米雇用統計で、雇用者数の伸びが市場予想を
大幅に上回り、失業率は上昇予想に反して約53年ぶりの低水準に低下
したことから早期の利上げ停止観測が後退。金利の上昇と相まって
週明けの米国市場はハイテク株中心に軟調な展開となりました。

 

しかし、週末に政府が中国の偵察気球を追撃したことで米中関係の悪化
を懸念した売りが出たほか、パウエルFRB議長が7日に発言する予定で、
今後の金融政策の先行きを見通す上で発言内容を確認したいとの様子見
ムードも強く、ダウは3日続落、ナスダック指数も2日続落しました。

 

個別銘柄ではテスラは国内でモデルYのSUVの値上げを発表したことで
業績回復期待が高まり上昇。

 

一方で、従業員の5%に相当する約6650人を削減すると報じられた
パソコンのデルが下落。インテルやマイクロンテクノロジーズなど半導体
株も売られ、アップルやアマゾン、マイクロソフトなどの主力ハイテク株
も金利の上昇が重しとなりました。

 

◆S&P500、400MAで頭打ちか

 

ことしに入り、好調なパフォーマンスを続けてきた米市場ですが、
主要決算もほぼ出そろい、先週までの間で重要指標もこなしたことから
目先は来週に控える1月の米CPI(消費者物価指数)待ちとなりました。

 

ただ、材料難なだけにこれまで強気で上昇してきた米市場は、明らかに
バリュエーション的に高いところまで買われており、ほんのわずかな
きっかけでセンチメントがガラリと変わるリスクに警戒しておかなければ
ならないタイミングに来ているとみています。

 

(S&P500・日足チャート)

 

テクニカル的に見ても、多くの投資家が確認している200日移動平均線(MA)
のほかに、個人的には主要指数に関しては400MAを確認するようにして
いますが、直近ではこの400MA付近まで上昇しています。

 

過去何度もこの400MAがレジスタンスやサポートとなっていることもあり、
今回、400MAで頭打ちとなれば、昨年8月に付けたS&P500の高値4325ポイント
から9月末安値の3584ポイントまでマイナス700ポイント(▲17%超)の
ような下げが起こっても不思議ではないくらい、強気の買いポジションが
溜まっている状態です。

 

先月から2月頭にはポジションをやや落として、キャッシュ比率を高めて
いくようなスタンスで臨むようにとお伝えしていますが、そうしていない
方は最悪でも2月14日発表の米CPI前までには持ち高を調整していかれた
方が思わぬ下落が来た際に資産を減らさない堅実な選択になるかと思います。

 

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