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REPORTレポート

◆期初の益出しの売りにより日経平均株価は500円近い下げ

2023.04.06 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 27,813.26 -474.16
TOPIX 1,983.84 -38.92
マザーズ 738.65 -15.26
NYダウ 33,482.72 +80.34
ナスダック総合 11,996.86 -129.47
S&P500指数 4,090.38 -10.22

 

きのうの米国市場は前日に引き続き3指数まちまちの展開となり
ました。

 

朝方公表されたADP雇用統計では雇用者数が前月比予想20.0万人に対して
14.5万人となったことや、ISM非製造業景況指数も予想54.5に対して、
好不況の節目となる50は上回ったものの51.2と下回り冴えない指標が
出たことからリスクオフの動きが強まり、ダウはディフェンシブセクター
が買われたことで小幅上昇。ナスダックは続落となりました。

 

経済指標が鈍化したことでFRBによる追加利上げ観測は後退したものの、
先日からもお伝えしているようにバッドニュースはバッドニュースと
捉えるマーケットの動きに変化していることもあり、今回の指標の
悪化を素直に受け止められ、ハイテク株を中止に株安の動きが強まる
展開となりました。

 

加えてクリーブランド連銀のメスター総裁がここにきて改めて金融
引き締め政策維持を支持する姿勢をみせたことも重石となりました。

 

個別銘柄では、ベビーパウダーの発がん性を巡る集団訴訟で89億ドルを
支払う和解案で原告側と合意したと発表したジョンソン&ジョンソンが
+4%超の上昇。

 

公的医療保険機関の価格見直しによる収益増加へ期待からユナイテッド
ヘルスなどの医療保険株も上昇しダウ指数をけん引。

 

一方でアップル、マイクロソフト、アマゾン、テスラ、メタなどの主力
ハイテク株や米国による先端技術の輸出規制の決定によりアドバンスト
マイクロデバイセズやKLA、アプライドマテリアルズ、TSMC、ラムリサーチ
など半導体関連も売られる展開となりました。

 

 

◆期初の益出しの売りにより日経平均株価は500円近い下げ

 

きのうの日本株は米国のISM製造業景況指数の鈍化で米市場が下落した
殊に加えて、機関投資家による期初の益出しの売りも出て押し目らしい
押し目もなく、朝から延々と売り込まれるような動きがみられました。

 

需給的なものだけであれば、この売りが枯れると相場は上昇しやすい
傾向にあり、特に4月相場は前半に売り込まれると半ばあたりから再び
上昇となることが多い相場つきとなります。

 

今週末の3月の米雇用統計の発表日はちょうど米市場がイースターの
グッドフライデーで休場となるため、実際に結果の反応が出てくるのは
週明け月曜日となりますが、きのう公表されたAOP雇用統計に倣って
考えれば、雇用者数の減少、失業率の増加という結果が出てくると素直に
売られやすい展開となります。

 

仮に逆の結果が出れば、雇用情勢はまだ強いということから、下げ止まり
反発しやすくもなる一方で、利上げ観測再燃の思惑も台頭し、金利の上昇
から綱引きの状態になるとみています。

 

その後、4月半ばからは米企業の1-3月期決算発表のラッシュとなりますので、
この決算で、冴えない内容が出たとしても市場の反応が悪材料出尽くしと
捉えれば半ばから反発の動きが強まる展開となります。

 

先月30日のメルマガでお伝えしていたように、S&P500は4100ポイントを
目指すと言っていたようにそこまで上昇してから踵を返すように反落
する動きとなりましたが、個人的には今回の下落はそこまで深くはならず、
下げても3800~3900ポイント程度の下げで収まり、再度上昇に転じていく
のではとみています。

 

もちろん勝手な予想であるため、何のあてにもならず、最終的には相場の
値動きに応じて立ち回っていくようにしていかなければなりません。

 

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