TEL:03-6811-3246

10:00-19:00(土日祝も受付)
無料セミナーについて

REPORTレポート

◆米企業決算と利上げ継続が重しに

2023.04.21 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 28,657.57 +50.81
TOPIX 2,039.73 -0.65
マザーズ 766.20 +2.71
NYダウ 33,786.62 -110.39
ナスダック総合 12,059.56 -97.67
S&P500指数 4,129.79 -24.73

 

きのうの米国市場は企業の失望決算と経済指標の下振れが重石となり
ダウは3日続落、ナスダック指数は反落しました。

 

EVのテスラが19日に1-3月期決算を発表しましたが純利益が25億1300万ドル
(約3400億円)と、前年同期比で▲24%となり、四半期ベースで前年比減益
となるのは3年ぶり。

 

通信のAT&Tもさえない決算が嫌気され▲10%超の大幅安となり、この日は
企業決算が嫌気される一日となりました。

 

きのう発表された3月の中古住宅販売件数は年率換算で444万件となり、予想の
450万件を下回ったことや、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想
を大きく下回り、景気減速が意識されたことも相場の重石となり3指数そろって
下落しました。

 

通信のAT&Tは契約者数の伸び鈍化とフリーキャッシュフローが低水準だ
ったことが要因で、同業の通信大手ベライゾンにも売りが波及。

 

その他個別銘柄ではクレジットカードのアメックスも決算が嫌気されて下落
となっています。

 

ハイテクや通信が下げた一方で医薬・衛生用品のジョンソン&ジョンソや
日用品のプロクター&ギャンブル、ディスカウントストアのウォルマート、
飲料のコカコーラなど景気動向の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄が
堅調でした。

 

 

◆米企業決算と利上げ継続が重しに

 

テスラやAT&Tなどが決算後大きく下落しましたが、それに加えて
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁やクリーブランド連銀のメスター総裁
は講演でインフレ抑制のための利上げ継続を改めて支持。

 

これを受けて5月のFOMCで+0.25%の利上げをした後、しばらくは利上げ
停止を予想していた市場に動揺が走り、年2回の利上げを徐々に織り込み
始めました。

 

(S&P500・日足チャート)

 

S&P500もことし2月初旬に付けた高値付近まで上昇してきており、前回高値
が意識されて上値が重くなりやすい状況にきており、この先まだ続く企業
決算や経済指標、5月に入ってすぐに予定されているFOMC後のパウエル議長
の発言次第では、いったん調整局面を迎える可能性が濃厚となってきて
います。

 

日経平均株価も28700円どころで高止まりする動きがここ数日みられて
おり、直近何度もお伝えしているように大型連休を前に持ち高調整の動きが
来週始まってくるとみています。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆マナカブ公式ブログ
https://manakabu.com/news/

 

◆Twitter
https://twitter.com/manakabu

◆Facebook
https://www.facebook.com/manakabucom

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


一覧に戻る

ページトップへPAGE TOP