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◆米国株は景気指標の好調で3指数揃って大幅高
2023.06.16 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 33,485.49 -16.93
TOPIX 2,293.97 -0.56
マザーズ 794.93 -2.82
NYダウ 34,408.06 +428.73
ナスダック総合 13,782.82 +156.34
S&P500指数 4,425.84 +53.25きのうの米国市場は消費の堅調さが支えとなったことや金利低下を
受けて3指数揃って1%を超える大幅高となりました。朝方発表された5月の米小売売上高は6865.7億ドルで、市場予想では
前月比▲0.1%に反して+0.3%の伸びとなりました。(小売売上高とS&P500指数の推移)
また同時に発表された6月のNY連銀製造業景況指数も事前予想▲15.1
に対して6.6とこちらも予想を上回る結果となりました。(NY連銀製造業景況指数とS&P500指数の推移)
特にNY連銀製造業景況指数は2週間後に発表されるISM製造業景況指数の
前哨戦とも言われており、S&P500との相関性も高い指標となります。足元では月次で乱高下していますが、3カ月移動平均は緩やかに上昇。
米国の金融引き締めが長期化する警戒感がある中で景気指標は堅調な
推移が見られました。また金利が低下したことで金利動向に敏感なハイテク株が買われ、
個別銘柄ではマイクロソフト、アップルがそれぞれ上場来高値を
更新。小売市況が好調だったことで住宅関連のレナー、ディスカウントストア
大手のターゲット、クレジットカードのビザなども上昇となりました。先日のFOMCに続いてきのうはECB理事会が行われましたが、欧州は
0.25%の利上げを実施し、政策金利は4.00%となっています。国内では岸田首相が本日にも衆院解散に踏み切るとの観測もありましたが
否定しており、これがマーケットにどう影響してくるか注目です。さらに本日は日銀金融政策決定会合が予定されています。
植田日銀新総裁になって2回目の会合となりますが、市場予測では
現状維持となっており、予想通りであれば無風、または緩和姿勢の
継続を好感して後場から買われやすくなる可能性もあるかもしれません。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。