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Market日米相場概況

◆ジャクソンホール会合、無事通過

2023.08.28 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 31,624.28 -662.93
TOPIX 2,266.40 -20.19
マザーズ 745.04 +2.04
NYダウ 34,346.90 +247.48
ナスダック総合 13,590.65 +126.68
S&P500指数 4,405.71 +29.40

 

先週末の米国市場は、ジャクソンホール会合でのパウエル議長講演を
無難に通過したことへの安心感から3指数揃って反発となりました。

 

前日、議長講演でタカ派寄りの発言への警戒感から米市場は大幅安と
なっていましたが、講演では年内の追加利上げの可能性は除外しなかった
ものの、今後の利上げに関しては慎重に決定していく姿勢を見せたこと
から、今の利上げサイクルの終わりが近いとの見方が相場の支えとなり、
講演終了後から取引終盤にかけて上げ幅を拡大する展開となりました。

 

S&Pの業種別では全11業種が上昇し、個別銘柄では主力小型機「737MAX」
の中国への納入を4年ぶりに再開すると報じられた航空機のボーイングが上昇。

 

5‐7月期決算を発表したギャップは売上は減収となったもののコスト削減
により増益となったことや目標株価が引き上げられたことで7%超の大幅高。

 

その他アナリストが目標株価を引き上げたことをきっかけに動画配信のネット
フリックスも2%超の上昇となったほか、マイクロソフトやアップル、
セールスフォース、インテル、アマゾン、テスラなど主力ハイテク株も
堅調な展開となっています。

 

一方で良好な2Q決算を発表した百貨店大手のノードストロームは、決算と
同時に消費者の慎重な消費行動を理由に下期の売上減とクレジットカードに
よる支払不履行が増える可能性があると弱気な見方を示したことから
▲7.7%の下落となり、同業のコールズなども▲7%の下げとなりました。

 

 

◆ジャクソンホール会合、無事通過

 

注目された先週のジャクソンホール会合でのパウエル議長講演ですが、
結論から言えば、新味に欠ける内容でマーケットにとってはプラス
材料として捉えられたとみて良いと思います。

 

パウエル議長は継続してインフレファイトの姿勢は見せたものの、
今後の追加利上げに対してはデータ次第であり、慎重な姿勢を
みせたことからタカ派でもハト派でもない中立的な姿勢を見せ、
これはこれまでのFOMCでのスタンスと踏襲した講演でした。

 

市場が警戒していた来年の利下げはないというような断定的な
発言がなかったのも安心材料で、前日リスクオフから売り込まれていた
米市場はイベント通過の安心感から買い直される展開となっています。

 

ただ、金利は高止まりする公算が高く、為替相場でもこれを受けて
ドル円は146円台半ばで推移していることから本日の日本株でも
円安メリットのある外需関連、インバウンド関連などに買いが集まる
動きとなるものと思われます。

 

逆に先週末は新興市場がジャクソンホール会合での影響を受けにくい
といった理由から選好されていたこともあり、マザーズなどの
グロース系は利益確定売りに押されやすい展開になる可能性が
あります。

 

今週は9月のFOMCでの金融政策を左右する8月雇用統計や物価指標の
7月PCEが公表されます。

 

FRBは9月FOMCでは利上げを見送る一方で11月には0.25ポイントの利上げを
再開するとの見通しも根強く、これら経済指標の結果待ちから週末にかけて
は方向感の出にくい相場つきとなるものとみています。

 

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