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Market日米相場概況

◆米市場は売りのターンも間もなく終了

2023.10.04 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 31,237.94 -521.94
TOPIX 2,275.47 -38.97
マザーズ 697.97 -19.06
NYダウ 33,002.38 -430.97
ナスダック総合 13,059.47 -248.31
S&P500指数 4,229.45 -58.94

 

きのうの米国市場は長期金利の恒常的な上昇からリスクオフの動きが継続し、
3指数揃って下落となりました。

 

前日発表されたISM製造業景況指数の堅調さに続き、きのうは8月のJOLTS求人件数が
公表されましたが、予想880万件に対して、961万件と大幅な求人件数の伸びを示した
ことから雇用情勢のひっ迫が継続していることが確認されました。

 

加えてアトランタ連銀のボスティック総裁やクリーブランド連銀のメスター総裁が
11月、12月のFOMCで追加利上げを示唆するコメントを出したこともあって、
米長期金利は一時4.8%台に乗せたことからハイテク株を中心に手仕舞い売りが
終始出続ける一日となりました。

S&Pの業種別では11セクター中10セクターが値下がりし、公共事業だけがプラスと
なっています。

 

個別銘柄ではアパレルのGAPや百貨店のコールズ、ノルドストロームなどの
消費関連が売られたほか、金利の高騰により住宅需要の減退懸念からDRホートンや
レナー、ホームデポなどの住宅、ホームセンター関連も軒並み安。

 

きのうまで4日続伸となりナスダックをけん引していたハイテク大手のアマゾン、
マイクロソフト、グーグル、アップル、メタも揃って反落となりました。

 

半導体も軟調でエヌビディアを筆頭にTSMC、アプライドマテリアルズ、ASML、
KLAなども下落となっています。

 

一方でインテルはプログラマブル・チップ部門を来年1月から独立した事業として
運営し、今後2~3年かけて同事業のIPOを目指すことを発表したことが好感されて
小幅上昇したものの総じて目立った上昇を果たした銘柄はほとんどありませんでした。

 

 

 

◆米市場は売りのターンも間もなく終了

 

 

(S&P500の▲1%以上の下落日数。1928~)

 

上図は1928年以降のS&P500の▲1%、▲2%以上下落した日数をカウントした
集計データになります。

 

きのうS&P500は▲1.4%弱の下落となり、ことしは▲1%以上下落した日数は
これで23回(日)となります。

 

ただ過去を振り返ってみると特段多いわけでもなく、昨年なんかは▲1%以上、
下落した日はなんと63日もありました。

 

特に昨年は上昇するインフレ指標が出てくる度にFRBがインフレファイトの姿勢を
堅持し、急ピッチで利上げが実施されていくことで景気後退への警戒感が高まり
ボラタイルな日が多い年でした。

 

ことしは利上げも最終局面に近づいていることから昨年ほどのボラタイルな展開は起こっていません。

 

 

足元で米市場が明確な売りのターンに入っている理由は金利の上昇が挙げられますが、
もっとテクニカルに見れば受講生の方、特別レポートをご購入いただいた方にはご紹介している
上図の青いラインとS&P500の関係性です。

 

上図を見てもらえれば分かりますが、青いラインが上昇するとS&P500は下がり、下落をすると
上昇するという動きを示していることが分かります。(※恐怖指数VIXではありません)

 

この値動きをもってして米市場の買いのターン、売りのターンを判断しています。

 

足元では上図の青いラインが上昇していく間はS&P500は弱いわけですが、それもある程度
良い水準まで来ましたのでここからの下げは限定的となり再び下落に転じていけば、
S&P500もいったん値を戻す展開となっていくと思われます。

 

(日経平均株価と過去20年の月別騰落率)

 

また、日経平均株価を過去20年間の月別騰落率と比較をすると、
ことしは非常に過去の騰落に倣った値動きをしていることが分かります。

 

特に3月半ばにSVBの破たんにより急落するも持ち直して7月初旬まで順調に上昇し、
8月はもたつくも9月に再度急上昇があり、9月半ば以降から10月初旬にかけて下落と、
過去の騰落とほぼ同じ展開でここまで来ています。

 

だから今後もそうなると言い切ることはできませんが、過去に倣えば
目先は10月半ばにかけて値を戻す場面がみられるも今月末には再び下落、
ここを底として11月から年末にかけてはさらに一段高していく、、、


というシナリオを描いています。

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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