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◆日本株は日銀会合後から米国株追随の動きへ

2023.12.18 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 32,970.55 +284.30
TOPIX 2,332.28 +10.93
グロース 677.57 +15.56
NYダウ 37,305.16 +56.81
ナスダック総合 14,813.92 +52.36
S&P500指数 4,719.19 -0.36

 

先週末の米国市場はダウ、ナスダックともに7日続伸し、連日で年初来
高値を更新となりました。

 

高値警戒感から利益確定売りも出やすい中、ニューヨーク連銀のウィリアムズ
総裁が米CNBCの番組で、FRBの金融政策について2024年3月に利下げする可能性
について問われると「利下げを考えるのは時期尚早」と発言し、市場の早期
利下げ観測をけん制。

 

またアトランタ連銀のボスティック総裁もメディアインタビューで物価上昇率の
伸びが鈍れば「来年7~9月のどこかで利下げを開始する可能性がある」との考えを
示したことから早期利下げ期待が後退したためダウは一時マイナス圏で推移。

 

一方で、利下げ観測により先行きの景気に対する楽観的な見方が広がってい
ることから下値も限定的で、ダウは引け間際にプラス転換。また、この日は直
近軟調だった大型ハイテク株の一角に買いが入ったことや、引き続き半導体株
が物色されナスダック指数は終日堅調に推移しました。

 

個別銘柄では、アナリストが目標株価を引き上げたボーイングが大幅高とな
り、1銘柄でダウ指数をけん引。

 

前日にAI向け半導体を発表したインテルが買われ、セールスフォースや
マイクロソフトなども上昇。

 

身売りを検討していると報じられた電子署名のドキュサインが急騰し、好調
な決算を発表した倉庫型量販店のコストコが大幅高となっています。

 

一方、通期見通しを下方修正した外食チェーンのダーデン・レストランツが
下げ、マクドナルドやヤムブランズなども下落。その他、通信のベライゾン、
医薬品のジョンソン&ジョンソンやメルク、飲料のコカコーラや医療保険のユ
ナイテッドヘルスなども軟調でした。

 

 

◆日本株は日銀会合後から米国株追随の動きへ

 

今週は、FRBがインフレ指標として注視している11月PCE(個人消費支出)の
発表が22日に予定されており、インフレの鈍化傾向をさらに確認していくこと
になります。

 

市場予想では前年同月比+2.8%、食品・エネルギーを除くコアPCEが3.4%と
なっており、前月から伸びが一段と鈍化する見込みです。

 

予想通りに鈍化すれば、先週のFOMCでパウエルFRB議長が会見でインフレが
目標である2%に達するかなり前に利下げに転じる可能性を示唆していることから、
来年の早期利下げ期待が高まり、金利低下株高の支援材料になると思われます。

 

また日本株は明日19日にことし最後の日銀会合が予定されており、市場が
動揺している植田総裁が参院財政金融委員会で「年末から来年にかけて一段と
チャレンジングな状況になる」と発言したことから、早ければ今会合でマイナス
金利政策の解除に踏み切るのでは?との思惑が台頭し、為替相場では円高が進行
しましたが、「絶対に」マイナス金利解除はないと思います。

 

絶対にと言い切れるのは、この発言自体が植田総裁が金融政策に対してコメント
したものではなく、「今後の政策運営への抱負」を問われた際に発信されたもの
であることが理由です。

 

これをメディアではアクセス稼ぎのために、良いように切り取ってチャレンジング=
マイナス金利解除と勝手に受け止めて大騒ぎしているだけです。

 

さらに、これまでの会合後の植田総裁の会見を聞いている人であれば分かるかと
思いますが、「来年の春闘でベースアップが実施され実質賃金がプラスとなって
くれば現行の政策の転換を考える時期に入る」と述べていることからも少なく
とも来年の春闘まで政策変更がないと言えます。

 

マーケットでは政策変更があることに慄いてしまったことで、足元は米市場に
劣後する形となってしまいましたが、この不透明要因が晴れれば為替相場で
円安に振れ、出遅れ修正となってくる可能性があるとみています。

 

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