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Marketマーケットニュース

◆1月相場とイベント

2024.01.04 マーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 休場
TOPIX 休場
グロース 休場
NYダウ 37,430.19 -284.85
ナスダック総合 14,592.21 -173.73
S&P500指数 4,704.81 -38.02

 

新年あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

元日の地震により、被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心より
お見舞い申し上げます。

 

皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

さて、本邦では12月30日から1月3日まで休場でしたが、米市場は2日より取引
が開始されていますので各指数のおさらいです。

 

*NYダウ
2024-01-03 37,430.19(-284.85)
2024-01-02 37,715.04(+25.5)
2023-12-29 37,689.54(-21.09)
2023-12-28 37,710.63

 

*ナスダック総合
2024-01-03 14,592.21(-173.73)
2024-01-02 14,765.94(-245.41)
2023-12-29 15,011.35(-83.79)
2023-12-28 15,095.14

 

*S&P500
2024-01-03 4,704.81(-38.02)
2024-01-02 4,742.83(-27.0)
2023-12-29 4,769.83(-13.52)
2023-12-28 4,783.35

 

年末年始のNYダウは上げ下げを繰り返す展開となっていますが、ナスダック、
S&P500は28日より4日続落となっています。

 

年末年始で商いが細る中、利益確定売りも出たうえに、ことしから始まる
FRBによる利下げ期待がやや前のめりになっていたこともあって、やや後退
したことから米長期金利が一時4.0%台まで上昇したことをきっかけに
金利に敏感なハイテク株を中心に売り優勢となりました。

 

きのう公表された昨年12月開催のFOMCの議事要旨では、インフレ
「上振れリスク」が減退したという見解が示され、「過度に制約的な」、つまり
利上げが経済に与える影響への懸念も示されましたが、いつ利下げが開始されるか
に関しては言及がなく、手掛かり難の中、引けにかけて下落する展開となりました。

 

個別銘柄では、中国の大手インターネットおよび関連サービス企業の利益の
合計が、2023年最初の11か月で前年同期比2.5%増の1189億元となったことから
中国ECのアリババ、ピンドゥ、バイドゥなどがそれぞれ2%超の上昇。

 

一方で、百貨店大手のノルドストリーム、コールズ、メイシーズや1ドル
ショップのダラーゼネラル、ダラーツリーなどの小売業が景気後退による
消費の減退懸念から揃って下落。

 

EVのテスラも第4四半期に記録的な数の電気自動車を販売し、2023年の目標を
達成したものの中国のEVメーカーBYDが販売台数でトップとなったことから
▲4%の下落となっています。

 

 

◆1月相場とイベント

 

まずは過去数年間の日経平均株価の1月相場を振り返りたいと思います。

 

【大発会~1月末の日経平均株価パフォーマンス】

2016年 -6.90%
2017年 -1.33%
2018年 +0.10%
2019年 +5.69%
2020年 -0.49%
2021年 +0.31%
2022年 -7.20%
2023年 +5.77%

 

1月相場は2016年から昨年までの8年間で4勝4敗、5%を超える上昇が
2回、そして下落も2回、残り4回は小幅な上昇&下落と特徴的なアノマリー
はありません。

 

上下どちらにも動きやすいということになります。

 

続いて、2024年1月の主なイベントは以下になります。

 

 

1月

・1日 新NISAスタート

 

・7日 バングラディシュ総選挙

 

・9日~12日 テクノロジー見本市「CES」ラスベガスで開催

 

・20日 日本の探査機「SLIM」が月面着陸へ挑戦予定

 

・22日~23日 日銀金融政策決定会合

 

・23日 米東部ニューハンプシャー州で民主党が次期大統領選の予備選

 

・30日~31日 米FOMC

 

・下旬 米大統領による一般教書演説

 

注目はやはり新NISAのスタートだと思いますが、日本の国民金融資産2100兆円
のおよそ半分が預金で眠っている資産と言われており、この資産からどれだけ
投資に回るか期待されているところです。

 

ただ、2014年に始まったNISA導入の年は、1月大発会16147.5円でスタートし、
月末には14914.5円と-7.63%と惨憺たる結果となりました。

 

今や日経平均株価は30000円を越えて、その当時から考えると倍以上となった
わけですが、素人が参入しやすいNISAなどのイベントではプロ投資家からの
売りの口実に使われた過去があります。

 

よって、新NISAで新規資金流入の期待が騒がれていますが、浮き足立つのは
気を付けていただきたいところです。

 

2024年、どこかで34000円を突破し、35000円とバブル後の高値を付ける場面は
期待できますが、とりわけ年末年始の薄商いの中でやや米市場が調整色を見せ
始めてきているだけに俯瞰して冷静に相場を見る目が重要となってきます。

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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