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◆米CPI発表前に様子見姿勢
2024.04.10 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,773.13 +426.09
TOPIX 2,754.69 +26.37
グロース 701.55 +4.29
NYダウ 38,883.67 -9.13
ナスダック総合 16,306.64 +52.68
S&P500指数 5,209.91 +7.52きのうの米国市場は明日発表される3月の米CPI(消費者物価指数)を控えて
3指数小動きでした。ほぼ前日と変わらずの動きで足元で強い経済指標が発表される中、インフレの
動向を見極めたいとする動きから様子見姿勢が強く、取引中盤では持ち高調整で
値を下げる場面がありましたが、引けにかけて下げ幅を縮小。株式市場以上に為替相場では市場が開いてないと感じさせるほど静かな動き
で終始しています。個別銘柄ではメルクと共同開発した個別化がんワクチンが、頭頸部がん患者を
対象とした初期段階の臨床試験で良好な反応を示したことを受け、モデルナが
6%の大幅高。その他ウルフスピードやSTエレクトロニクス、テキサスインスツルメンツ、
TSMCなどの半導体の一角が上昇しています。一方で、ビットコインの騰落に左右されやすい全世界の上場企業で最も
ビットコインの保有量の多いマイクロストラテジーはBTCが▲4%弱下落
したことを受けて、同社も▲5%弱の下落となったほか、エヌビディアや英アーム
など一部の半導体に利益確定の売りも出ました。日本市場でもきのうは日経平均株価は400円を越える大幅高となりましたが、
米市場同様にCPIを前に様子見姿勢が強まりやすく、前日を挟んでの小動き、
または持ち高を調整した売りに押される一日になるとみています。きのうは結構たくさんのスパゴ銘柄がエントリータイミングを迎えました。
チャットワークでもお伝えしているようにLCラインが深ければその分リワードも
自然と大きくなり、保有期間が長くなりやすく、LCラインが浅ければその
逆で深いものよりは保有期間は短くなりやすいです。複数の銘柄がエントリータイミングに来てどれを選ぶか迷われる場合は、
リスクリワードの上昇率、下落率を自分の投資スタンス(短期か中長期か)に
合わせて銘柄を選んでもらうと良いと思います。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。