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Market日米相場概況

◆鬼門は今週15日

2024.05.13 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,229.11 +155.13
TOPIX 2,728.21 +14.75
グロース 650.23 -2.74
NYダウ 39,512.84 +125.08
ナスダック総合 16,340.87 -5.40
S&P500指数 5,222.68 +8.60

 

先週末の米国市場は、ダウは8日続伸、ナスダックは小幅反落と指数まちまちの
展開となりました。

 

取引開始直後は3指数揃って上昇が見られましたが、週末の取引時間中に発表された
5月のミシガン大学消費者態度指数速報値が予想76.0に対して、67.4と大幅に低下、
一方で期待インフレ率は先月の3.2%から3.5%へと伸びが拡大したことから
中盤では値を消す展開で、ナスダックはマイナス圏に沈みました。

 

(ミシガン大学消費者態度指数とS&P500の推移)

 

ダウは上げ幅を縮小させるも、プラス圏を維持し8日連続の上昇となりました。

 

一方で、今月頭に発表された4月の米雇用統計をはじめ、ISM景況指数や今回のミシガン
大学消費者態度指数など弱い経済指標が見られていることから、ことしFOMCでの
投票権を持つ、タカ派で有名なアトランタ連銀のボスティック総裁が10日、
「インフレ率の低下が緩やかであっても、FRBは年内に利下げする公算が大きい」
との見方を示したことはサプライズとなっており、相場の支えとなりました。

 

個別銘柄では8日に決算を発表し売上、利益ともに市場予想を上回った英国半導体
設計のアームが続伸し5%超の上昇、また4月の売上高が前年比で60%増加したことを
明らかにした半導体受託製造世界最大手の台湾のTSMCも5%弱の上昇となり、マイクロン
テクノロジー、ブロードコム、AMSLなど半導体の一角が買われました。

 

また米国内の店舗で5ドルのセットメニューの導入を検討していると報じられたマクド
ナルドが買われ、アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたスリーエムなども
上昇となっています。

 

 

◆鬼門は今週15日

 

今週は14日に4月の米PPI(生産者物価指数)、15日にCPI(消費者物価指数)が
公表されます。

 

企業の生産財などが取引される際の生産者物価指数は落ち着きをみせているものの、
CPIは前回の3月結果は予想を上回る内容となり、インフレ再燃が警戒されています。

 

特に3月から4月にかけて中東情勢の緊迫化が拡大した際には原油価格が1バレル
70ドル台後半から80ドル台後半まで上昇したこともあり、油価の上昇が物価に
与えてくる影響には2,3か月のタイムラグがありますので目先のインフレ指標の
上昇には警戒が必要となります。

 

足元では年2回の利下げが市場のコンセンサスとなり、少し前の年1回よりはやや
利下げ回数が増えたものの、15日発表の4月のCPI,そして来月以降のCPIの発表
で予想を上回る内容となってくれば、相場の重石となりかねないため目先
しばらくは投資家泣かせの上値の重い展開が続くとみています。

 

国内ではいよいよ決算発表も今週半ばで千秋楽を迎え、買い手掛かり不足と
なりやすいことも相場の重石となってくると思われます。

 

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