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Market日米相場概況

◆エヌビディアは好決算を発表

2024.05.23 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,617.10 -329.83
TOPIX 2,737.36 -22.36
グロース 624.66 -8.75
NYダウ 39,671.04 -201.95
ナスダック総合 16,801.54 -31.08
S&P500指数 5,307.01 -14.40

 

きのうの米国市場は、FOMC議事要旨発表後に売りが優勢となり反落となり
ました。

 

前回開催されたFOMCの議事要旨の公表、引け後にはエヌビディアの決算発表を
控えた一日で、終始様子見姿勢が強く、議事要旨公表までは小動きが続き、
議事要旨でFOMC参加者がインフレの根強さを指摘し、追加利上げの言及も
あるなどタカ派的な内容があったことから売られる展開。

 

議事要旨公表後、ダウの下げ幅は一時300ドルを越えましたが、エヌビディアの
決算発表を控えていることもあって引けにかけては下げ幅を縮小。

ナスダックも前日終値付近にまで値を戻して取引終了となりました。

 

個別銘柄では、米政府がヒト用の鳥インフルエンザワクチンの可能性について
医薬品大手のファイザーとモデルナと協議をしていると報じられたことから
モデルナが14%弱の大幅高、ファイザーも4%近い上昇。

 

また好調な決算を発表した半導体のアナログ・デバイセズが11%高と急伸し、
中小型の半導体株にも買いが波及。

 

一方、決算発表を控えたエヌビディアをはじめ、ブロードコム、マイクロン、
インテルなど大型の半導体関連は軟調でした。

 

そして、注目されたエヌビディアの第1四半期決算が取引終了後に公表。
2-4月期決算は売上高・利益ともに市場予想を上回って過去最高となり、
第2四半期(5‐7月)の売上高見通しにおいても、アナリスト予想を上回る
数字を示し、1対10の株式分割および増配を発表。

 

明るい業績見通し、そして分割と増配がサプライズとなり、時間外取引で
同社株は上昇し、1000ドルの大台突破となっています。

 

 

◆エヌビディアは好決算を発表

 

上述したように、生成AI向け半導体大手のエヌビディアの第1四半期(2-4月)
決算は市場予想を上回る結果となり、先日の台湾のTSMCとは違い、目先の
業績見通しにおいてもアナリスト予想を上回る明るい見通しが示されたこと。

 

さらには、株式分割と増配を発表したことなどから投資家の期待に応える
内容となりました。

 

今回もホルダーの勝利となり、本日の日本株も半導体を中心に足元やや持ち高
調整の動きが見られた主要半導体銘柄に買い直しの動きがみられると思われます。

 

特に日経平均株価に採用されている225銘柄はここ数年の入れ替えで半導体の
指数ウェイトが高まっており、東京エレクトロン、アドバンテスト、信越化学
工業、レーザーテックなどが買われると日経平均株価は上昇しやすくなります。

 

FOMC議事要旨においてもインフレ鈍化が弱まれば、利上げの選択肢があると
の内容は、これまでタカ派のFRB高官からのコメントでも出ていた内容であり、
改めて議論されたこと、しかも過去のFOMCでということもあって、これで
大きく売り込まれる材料にはならないとのことで取引終了間際には下落していた
米国3指数も下げ幅を縮小しています。

 

問題は今回のエヌビディアの好決算効果の持続性です。

米市場は先日のFRBのウォラー理事などから「次の一手(政策金利見通し)は
利下げだ」との発言もあることから、市場心理は良好な一方で、日本株は
今月に入り何度もお伝えしているように39000円前後まで上昇すると戻り待ちの
売りに押される展開が続いており、エヌビディアの好決算が日本株にどこまで
恩恵が続くのか、その賞味期限はさほど長くはないかとみています。

 

昨今は世界的なインフレ圧力の高まりを受けて日本の長期金利にも上昇圧力
が強まっており、ことし3月に日銀がマイナス金利政策の解除を決めてから
長期金利は上昇傾向となっていましたが、きのう日本の長期金利もついに
1%に乗せてきたことも気がかりです。

 

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