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Market日米相場概況

◆米金利上昇が重石で日本株にも逆風

2024.05.30 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,556.87 -298.50
TOPIX 2,741.62 -26.88
グロース 603.35 -15.71
NYダウ 38,441.54 -411.32
ナスダック総合 16,920.58 -99.30
S&P500指数 5,266.95 -39.09

 

きのうの米国市場は市場は、長期金利の上昇が重石となり、3指数揃って
下落しました。

 

前日のミネアポリス連銀のカシュカリ総裁をはじめ、FRB高官から利下げに
慎重な意見が相次いでいることもあり、前日の2年から7年の各年限の米債
入札が低調だったことから債券が売られ、金利が上昇。

 

米長期金利がこの影響で4.6%台まで上昇したことでセンチメントが悪化し、
株が売られやすい展開となりました。

 

ダウは2日続落。ナスダックとS&P500は3日ぶりに反落しました。

 

個別銘柄では、30日に決算発表を控えているアパレルのGAPが6%超の上昇。
また同日決算を発表するPCメーカーのデルもアナリストによる高評価が
相次いでいることで8%の上昇で6日続伸。

 

エヌビディアも決算から4日続伸となり連日で上場来高値を更新した一方、
ウルフスピードやSTエレクトロニクス、AMD、ASMLなどの半導体関連株は
軒並み下落となりました。

 

 

◆米金利上昇が重石で日本株にも逆風

 

パウエル議長をはじめ、ウォラー理事など一部のFRB高官からは次の一手は
利下げという声が上がる一方で、タカ派で知られるミネアポリス連銀の
カシュカリ総裁などは「利上げの可能性を排除しない」などのコメントも
出ていることから、インフレの動向次第ではまだFRBの中でも意見が分かれている
状況が続いています。

 

きのう米長期金利が上昇したことで米市場は下落となり、夜間の225先物市場でも
38170円まで下落し、きのうの日経平均株価から400円弱の下落となっています。

 

特に日本市場では今月1日、9日にもお伝えしていたように、5月半ばから
下旬にかけて下げやすいとお伝えしていましたが、まさに予想通りの展開
となっています。

 

(日経平均株価と信用倍率)

 

また今週火曜日に公表された前週(5/24)分の信用取引の信用倍率
(信用買い÷信用売り)は6.09倍でこの信用倍率の高さも需給悪化として
上値の重石となっています。

 

分かりやすく矢印を付けていますが信用倍率が下がる、つまり信用買い残が
減ることで需給が改善し、株価の上昇が起こりやすくやすくなります。

 

足元では4/19に7.29倍まで膨らんだところからはピークアウトしてきてる
ものの、過去にないほど異常に買い残が膨らんだこともあっていまはそれを
消化する時間帯になります。

 

ただ悪い話ばかりでもなく、もう間もなく実質賃金(インフレを加味した勤労者
世帯の収入)が前年比でプラスに転じてきますので、そうなれば株価上昇のトリガーに
なる可能性があります。この話はまたいずれ詳しく。

 

いまは新NISA特需で沸いた1-3月の代償がいま到来していると思ってください。

 

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