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Market日米相場概況

◆バッドニュースはバッドニュースへ

2024.05.31 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,054.13 -502.74
TOPIX 2,726.20 -15.42
グロース 602.27 -1.08
NYダウ 38,111.48 -330.06
ナスダック総合 16,737.08 -183.50
S&P500指数 5,235.48 -31.47

 

きのうの米国市場は朝方発表された1-3月期米GDP改定値が下方修正された
ことが嫌気され、3指数揃って下落となりました。

 

今晩、4月の米PCE(個人消費支出)の発表を前に、きのう4月25日に公表された
1-3月期米GDP速報値の改定値が公表されましたが、前期比年率が速報ベースの
1.6%成長から改定値では1.3%成長へと下方修正されたことで、景気減速が
嫌気され売り優勢の展開となりました。

 

特に個人消費・改定値が2.5%から2.0%と大きく修正され、市場予想の2.2%
をも下回り、自動車を中心とする財への支出が大幅に弱含んだ影響が主な要因です。

 

加えてクラウド顧客管理ソフトウエアを手掛けるセールスフォースが2-4月期
決算を発表し、売上高が市場予想を下回り、第2四半期の5‐7月期の売上高の
伸びが過去最も低調になるとの見通しを示したことが嫌気され、▲20%弱の
大幅安となったこともセンチメント悪化につながりました。

 

個別銘柄では前日に明るい業績見通しを発表したPCメーカーのデルに次いで
同業のHPが決算発表で売上利益ともに市場予想上回る結果となったことが
好感され17%の大幅高。

 

アパレルのGAPは前日に続き決算を前に買われ4%の上昇、GDPの下方修正を
受けて金利が低下したことでDRホートン、レナー、ホームデポなどの
住宅関連も軒並み上昇しました。

 

一方で、百貨店大手のコールズが決算も迎え市場予想を下回る結果となった
事に加え、24年度の売上高見通しを下方修正したことが嫌気され▲22%の
下落となりました。

 

また決算後に値を飛ばしていたエヌビディアもこの日は4日連続で最高値を
更新していましたが利益確定売りに押され下落、その他半導体関連も軟調でした。

 

 

 

◆バッドニュースはバッドニュースへ

 

これまで米国市場では悪い経済指標が出ると利下げ実施が近づく期待から
金利が低下し、株価の上昇へとつながっていました。

 

(ISM景況指数とS&P500の推移)

 

ISMが公表する製造業、サービス業の景況感は2021年をピークに下がり続け、
製造業が好不況の節目とされる50を下回るタイミング(22年の下旬ごろ)から
それに相反するかのようにS&P500は上昇してきました。

 

これを「バッドニュースはグッドニュース」と言いますが、今回の1-3月期
GDPの改定値で下方修正された内容が発信されたときは、素直にバッドニュースは
バッドニュースと捉えられ、米市場は下げる展開となりました。

 

タイミング的にナスダックは再び最高値を更新、翌日(今晩)にはFRBが
物価指標のベンチマークとしているPCEの発表を控えてというタイミングも
あって、買いが手控えられたという特殊要因も加わっているためかもしれませんが、
マーケットの反応が変わってきたということは機微に捉えておく必要があると
みています。

 

2000年のドットコムバブルが崩壊したように、いま市場が耽溺している
AIバブルもいずれ崩壊するとみています。

 

こう言うと、「今回は需要がきちんと伴っているからドットコムバブルとは違う」
という声が聞こえてきそうですが、需要はあってもそれ以上に先食いして株価が
買われれば株価は割高になりますし、それは換言すればバブルと一緒です。

 

昨年1月に受講生の皆さんには「米市場崩壊のサインが点灯」というレポートを
配布しました。

 

改めてチャットワークで配布したいと思いますのでお時間のあるときにでも
受講生の方は読んでおいていただきたいと思います。

 

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