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Market日米相場概況

◆39000円の壁、厚く

2024.06.07 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,703.51 +213.34
TOPIX 2,757.23 +9.01
グロース 612.53 -10.64
NYダウ 38,886.17 +78.84
ナスダック総合 17,170.64 -17.26
S&P500指数 5,352.96 -1.07

 

きのうの米国市場はダウは小幅上昇、ナスダックは小幅下落と前日終値を
挟んで小動きの展開でした。

 

きのうはECB(欧州中央銀行)理事会でカナダ中銀に続き、欧州も0.25%の
利下げを発表、これまでの4.50%から4.25%へ引き下げたことで米国の
利下げ期待が高まり株価の支えとなりました。

 

ただ、今晩に控える5月の米雇用統計を見極めたいとする動きもあって、
様子見ムードが強く各指数は前日終値を挟んだ形で終始小動きでした。

 

個別銘柄では金利の低下、世界的な利下げ転換の流れからバリックゴールドや
ニューモントなどゴールド関連がそれぞれ3%超の上昇、

 

物言う株主(アクティビスト)として知られる米投資会社のバリューアクト・
キャピタルが同社株を買い増したと伝わったことが材料視されたセールス
フォースが3.5%の上昇。

 

ゲームストップ株を大量保有するキース・ギル氏が7日にライブ配信を行うとの
計画を明らかにしたことから、同社株は思惑買いから47%高となっています。

 

その一方でこの日は半導体関連は利益確定売りが目立ちマイクロンテクノロジー、
エヌビディア、インテル、ラムリサーチ、ブロードコムなど幅広い銘柄が
下げました。

 

 

◆39000円の壁、厚く

 

きのうの日経平均株価は利下げ期待から前日の米市場が大幅高で帰ってきた
ことを受けて、寄り付きこそ買い優勢の展開となっていましたが、ザラバに
付けた39011円を高値に39000円に到達すると戻り待ちの売りが湧いて、上値を
抑えられ、陰線引けとなりました。

 

今週火曜日に公表された前週(5/31)分の信用取引の信用倍率
(信用買い÷信用売り)は6.07倍で、前週24日付けの6.09倍からは若干低下
したものの需給悪化はさほど変わらず、高値掴みをしている信用買いの売りが
出やすく、これが上値の重石となっている要因です。

 

(日経平均株価と信用倍率)

 

加えて、5日にはショーター(空売り)専門のファンド、スコーピオンキャピタル
が5日にレーザーテック株を空売りしているとX(旧ツイッター)に投稿し、
併せて粉飾決算などの疑いを指摘するリポートも公表したことから同社株が
連日で下げており、これも指数の重石となっている要因です。

 

レーザーテック側はすぐに一部報道についてのIRを公表しており、これを全面否定。

 

仮にこれが風説の流布で、粉飾決算、不正会計などなかった場合は、スコーピオン
はショートカバー(空売りの買戻し)に動かざるを得ないことになると思います。

 

このように材料が出た銘柄はある程度大きな動きがみられますが、いまの日本市場
はやや買い手掛かり不足であり、グローバルファンドからすると金融政策の転換が
起こりつつある欧米株、利下げで値上がりが期待できる債券に資金を移す方が
堅いと感じてしまうのも無理はありません。

 

来週は日銀会合がありますが、日本でも金融政策の転換が起こるタイミングで
再び大きく動き出しますのでもう少しの辛抱です。

 

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