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REPORTレポート

◆6月FOMCでは年3回の利下げが下方修正される

2024.06.10 レポート

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

 

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,683.93 -19.58
TOPIX 2,755.03 -2.20
グロース 621.64 +9.11
NYダウ 38,798.99 -87.18
ナスダック総合 17,129.90 -43.22
S&P500指数  5,346.99 -5.97

 

先週末の米国市場は3指数揃って小幅下落となりました。

 

週末に発表された5月の米雇用統計では失業率が予想の3.9%から4.0%と予想を
上回ったものの、非農業部門雇用者数は予想18.5万人増に対して、27.2万人増と
予想を大きく上回り、平均時給の伸びも前年比で予想3.9%から4.1%と上振れ、
前月も3.9%から4.0%へと上方修正されたことで利下げ期待が後退。

 

この結果を受けて米長期金利4.2%台から4.4%台へ上昇し、ドル円相場も一時
157円台まで上昇するなど利下げへの道のりは一筋縄ではいかないことが示され
これが相場の重石となりました。

 

ただ、これまでとは違うのが先週、カナダ中銀、ECB(欧州中銀)が一斉に
利下げに転じたこともあり、「いずれ米国も」という思惑もはたらいており、
失望売りのような展開にはならず、前日終値を挟んで小幅安といった展開でした。

 

セクター別では金利の上昇を受けて金融がトップ、次いでテクノロジー、ヘルスケア
などが上昇。公共事業、素材、不動産などは下落しています。

 

個別銘柄では工業、事務用品のスリーエムやソフトウェアのクラウドストライク、
百貨店大手のコールズやノルドストリーム、金融のJPモルガンなどが上昇。

 

一方で、金利の上昇を受けてバリックゴールド、ニューモント、フリーポート
マクモランなどの産金関連、銅のサザンカッパー、アルミ大手アルコアなど
資源関連が下落。

グーグルやマイクロソフトなど一部のハイテクと半導体も軟調でした。

 

 

◆6月FOMCでは年3回の利下げが下方修正される

 

週末発表された5月の米雇用統計は雇用者数と平均時給の伸びが予想を上回った
一方で、失業率は予想を上回る(悪化)結果となりました。

 

この失業率と雇用者数が増加するということは、より良い待遇の職場への
転職活動が活発化している可能性があり、米国のGDPの7割を占める個人消費が
今後米景気を下支えしてくれる要因になる可能性があるとみています。

 

その一方で、個人消費が落ち込まない、平均時給も伸びているということは
インフレの鎮静化にはまだしばらく時間がかかるとの見方もでき、労働市場と
インフレ動向が相克していることを意味します。

 

実際に結果が出た後の米市場では前日を挟んで小動きとなっており、市場参加者も
利下げ後退で失望する者もいれば、景気が底堅いということで喜ぶ者もいて、
その需給動向が方向感のなさを作り出しているものと考えられます。

 

(米雇用統計の推移)

 

もっとも雇用統計は単月ではブレの大きいときもあり、過去推移を見て
いかなければなりません。

 

上図を見ると雇用者数の伸びはコロナショック後の一斉レイオフ(一時解雇)の
反動増の影響がなくなってきた22年あたりから鈍化傾向にありますが、失業率は
4%前後でほぼ横ばいとなっており、雇用が安定しているのは良いことですが、
翻って見れば、労働市場から鑑みると、インフレの鎮静化には当面まだまだ
時間がかかりそうな気配が窺えます。

 

上図、3月のFOMCでの四半期レポートによるドットチャートではことし年末までに
年3回の利下げを標榜しているFBRですが、今週に控える6月のFOMC時に公表される
新レポートでは
目先、システミックリスクなどが生じない限りは年1回~2回の
利下げへと下方修正される可能性は十分にあるとみています。

 

そのときに米市場がどう反応するのか、利下げ期待の失望売りと景気の強さを
好感しての買いが錯綜する展開が再び12日の夜に巻き起こることになります。

 

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