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◆ナスダック最高値更新!日経平均株価は40500円を回復
2024.07.04 日米相場概況 -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 40,580.76 +506.07
TOPIX 2,872.18 +15.56
グロース 653.03 +6.99
NYダウ 39,308.00 -23.85
ナスダック総合 18,188.30 +159.54
S&P500指数 5,537.02 +28.01きのうの米国市場はダウは前日終値を挟んでの小動き、ナスダックは半導体
関連が相場をけん引し、史上最高値更新となりました。今晩の独立記念日を前に、この日はお昼1時までの短縮取引だった米市場は
すでに休みを取っている投資家も多く薄商いの中、きのう発表された
6月のADP雇用報告は予想16.0万人に対して15.0万人となり、6月29日の週の
新規失業保険申請件数も増加し、労働市場の軟化を示唆しました。加えて、6月のISMサービス業景況感指数も予想52.5に対し、結果は48.8と
好不況の節目となる50を割り込み、およそ4年ぶりの低水準に落ち込みました。(ISM景況指数とS&P500の推移)
経済指標の悪化はバッドニュースですが、それにより9月利下げの可能性が強まり、
米長期金利が低下したことが相場の支援材料となり、金利に敏感なハイテク株や
半導体関連などグロース銘柄が買われナスダックは最高値更新となりました。個別銘柄ではEVのテスラが連日の大幅高でことし▲40%超の下げをほぼ取り戻す
ところまで回復。その他、エヌビディアが4.5%高、ブロードコム4.3%高、TSMC3.8%高、マイクロン
テクノロジー3.1%高と半導体関連が上昇し、相場をけん引。また金利が低下したことからニューモント、バリックゴールド、フリーポート
マクモランなど産金関連銘柄にも買われる動きがみられました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は506高で4日続伸し、40,580円で大引けを迎え、3月に
付けた最高値まであと500円弱というところまで上昇しました。ようやく動きが出始めた日本株ですが、何か好材料が出たわけでもなく、挙げる
とするならば前日の米市場が好調に推移したことや為替相場で円安が進行している
ことくらいで、特にこれと言った材料は見当たりません。今晩は米国市場が独立記念日の祝日のため休場ですので、薄商いとなり、
きのうまでの4日間で1200円超の上昇となっていることもあって、短期的な
利益確定売りが出やすい展開も予想されます。日経平均株価は大幅高となったものの業種別では21業種が値上がりし、
値上がり率トップは機械、海運、その他金融などでした。値下がり業種は石油、ゴム、鉱業などに下げが目立ち一部の大型株が相場を
けん引した恰好です。個別銘柄では、5月初旬にエントリーとなったスパゴ銘柄の新明和工業が
2.5%の上昇で連日にわたり年初来高値を更新し爆益!(新明和工業・日足チャート)
同じく、前日も年高更新となっていた稲畑産業、サンエーも続伸し連日で
高値を更新!こちらも爆益!買われた方おめでとうございます!
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。