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◆9月利下げ期待が継続し、ナスダックは連日で最高値更新!
2024.07.09 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 40,780.70 -131.67
TOPIX 2,867.61 -16.57
グロース 658.93 +1.48
NYダウ 39,344.79 -31.08
ナスダック総合 18,403.74 +50.98
S&P500指数 5,572.85 +5.66週明けの米国市場は半導体関連がけん引し、ナスダックは5日続伸し、
連日で史上最高値を更新。ダウは小幅反落と指数まちまちの展開でした。先週末の6月の米雇用統計や、ISM景況指数などの経済指標が鈍化を示したことで、
市場では9月に利下げを始めるとの観測が強まっており、週明けもこの期待から
半導体やハイテク株を中心に買いが先行し、ナスダックは最高値更新となりました。今週は、11日に6月の米CPI(消費者物価指数)が公表予定でもあり、その結果が
一段のインフレの落ち着きを示せば、9月利下げの蓋然性が高まります。セクター別では情報技術、素材、不動産などが買われ、個別銘柄ではデータセンター
のスーパーマイクロコンピュータが6%超の上昇。その他、インテルをはじめAMD、ウルフスピード、ブロードコム、アーム、エヌビディア、
TSMC、テキサスインスツルメンツ、KLA、ラムリサーチなど幅広く半導体関連が
買われました。一方で先月末に冴えない決算を発表したドラッグストア大手のウォルグリーンブーツ
は下げが続いており、この日も▲4%弱の下落、同じく、先月末に決算を発表し、
今期の売上見通しを下方修正したスポーツウェアのナイキも下げが続いており、▲3%
の下落、百貨店大手のメイシーズやノルドストリームなど小売りの一角も軟調でした。(日本市場)
週明けの日経平均株価はザラバ中の高値を更新し、41,112円まで上昇するも、
その後は買いが続かず、値を戻し前日終値を挟んでの動きとなり、131円安の
し、40,780円で大引けとなりました。先週から言われていたようにETF分配金捻出のための売りも出ている模様で、
積極的な買いを手掛けにくく、プライム市場の売買代金は概算で3.9兆円で5日
ぶり4兆円割れ。業種別では前日に続き値上がりは6業種で値下がりが27業種で、値上がり率上位は
倉庫運輸、精密機器、医薬品など。
値下がり率上位は海運、電気ガス、鉄鋼でした。個別銘柄では、5月半ばにエントリーとなったスパゴ銘柄のジャムコが6%弱の
大幅高となり、終値ベースでの高値を更新!(ジャムコ・日足チャート)
加えて6月半ばにエントリーとなったダイセキ環境ソリューションも直近高値を
更新となっています。買われた方おめでとうございます!
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。