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◆日経、ナスダックともに最高値更新!
2024.07.10 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 41,580.17 +799.47
TOPIX 2,895.55 +27.94
グロース 657.93 -1.00
NYダウ 39,291.97 -52.82
ナスダック総合 18,429.29 +25.55
S&P500指数 5,576.98 +4.13きのうの米国市場はまちまちの動きで、ダウは続落、ナスダックはこの日も
連日で過去最高値更新となりました。米上院で議会証言に臨んだパウエルFRB議長は、労働需給の緩和とインフレの
減速に触れつつ「インフレだけがリスクではない」と述べ足元の景気減速にも
配慮が必要との認識を示すと同時に利下げの遅れによる経済への悪影響にも言及。またインフレ低下のさらなる確信を得るまで「利下げが適切とは思わない」とも
述べ、金融政策はデータ次第との姿勢を改めて強調しました。上院での議会証言に続き、今晩は下院での議会証言が予定されており、明日11日
には6月の米CPIの発表も控えていることから積極的な商いは手控えられました。景気敏感株などの下落が重石となりダウは続落。
一方でエヌビディアやテスラなどの上昇によりナスダックは6日連続で上昇し、
連日で最高値を更新。個別銘柄では、最悪期を脱したとの見方を背景にEVのテスラが3.7%高で10日続伸。
中国関連のバイドゥが8%超の大幅高となったほか、アリババ、ピンドゥなども
底打ちの兆しを見せ揃って上昇。アナリストが投資判断と目標株価を引き上げた金融のバンカメが買われ、JPモルガン、
シティ、ゴールドマンなども金利の下げが落ち着いたこともあって上昇。一方で、パウエル議長の発言で景気減速が意識され科学のダウ・インクや航空機
大手のボーイング、スリーエム、キャタピラーなどの景気敏感株は下げました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は3日ぶり反発し、799円高となり史上最高値を大きく
更新する41,580円で大引けを迎えました。先週から言われていたようにETF分配金捻出のための売りに乗じて、売りを
仕掛けていたショート筋の買い戻しが先物主導に入ったことに加えて、前日に
ナスダックが半導体関連の上昇により史上最高値を更新していたことも手伝って、
前引け前あたりから徐々に上げ幅を拡大。一時900円を越える大幅高を記録し、日経平均株価は1日間をおいて、2日ぶりに
再び終値ベースで史上最高値更新となりました。業種別では24業種が値上がりとなり、値上がり率上位は電気機器、非鉄金属、
精密機器など。値下がりは前日に引き続き海運がトップ、鉱業、銀行なども軟調でした。
個別銘柄で特に目立ったのが、6月下旬にエントリーとなったスパゴ銘柄の
デサントが7%超の大幅高となり、エントリー後の高値を更新。プライム市場の値上がり率ランキング4位に!
(デサント・日足チャート)
買われた方おめでとうございます!
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。