Marketマーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　41,275.08 +84.40
TOPIX　2,904.50 +9.94
グロース　681.33 +4.20
NYダウ　40,954.48 +742.76
ナスダック総合　18,509.34 +36.77
S&P500指数　5,667.20 +35.98

きのうの米国市場は3指数揃って上昇、ダウは700ドル超の大幅高となり、
連日で最高値更新となりました。

朝方公表された６月の小売売上高は前月比で0.0％と伸びはなかったものの、
予想の‐0.3％を上回り、前年同月比でも2.6％の伸びと前月の2.2％から
伸びたことが景気の底堅さを示していると受け止められ買い優勢の展開で
取引スタート。

（米小売売上高推移）

またトランプ前大統領が再選復帰となれば、減税が実施されるとの見方も
あり、株価を押し上げる要因となっており、加えてFRBのクグラー理事は
全米企業エコノミスト協会（NABE）で行った講演でここ数カ月の物価圧力の
低下ペースの加速などを挙げ、「このところの経済指標でインフレ率がFRBが
目標とする2％に向けて低下し続けることが示されている」と述べました。

クグラー理事は「ディスインフレが一段と加速すれば、年内に金融政策の
緩和を開始するのが適切になる」との見解を示したこともあって、米長期
金利が低下したことも株価の押し上げ要因となりました。

ダウは742ドル高とことし最大の値上がりを記録し2日連続で史上最高値更新
となり、小型株で構成されるラッセル2000も5日続伸で3日連続で年初来高値
を更新しており、大型株から中小型株への循環物色が起こっています。

個別銘柄ではデルタ航空が7％高し、同業のボーイングも4％弱の上昇。

金利低下を受けてDRホートンやレナー、ホームデポなど住宅関連が買われた
ほか、ダウ採用で好決算を発表した保険のユナイテッドヘルスが6.5％と
大幅高し、重機のキャタピラーも4％超の上昇となったこともダウの大幅高に
寄与しました。

（日本市場）

連休明けの日経平均株価は84円高で41,275円と小幅反発となりました。

連休前に1000円超の大幅安となり、ことし最大の下げ幅を記録した日経平均
株価は、反発でのスタートとなり終始プラス圏で安定した推移となったものの、
上げ幅は限定的でした。

週末にトランプ前大統領が狙撃されるという事件が起こりましたが、米株高
を受けて、日本市場も買い優勢でのスタートとなり、一時300円以上上昇
する場面もみられましたが、前日に1000円安していたこともあり、上昇後は
戻り待ちの売りも出て、上げ幅を縮小。

プライム市場の売買代金も概算で3.9兆円と4兆円を割り込むやや薄い商い
となりました。

業種別では12業種が値上がりし、値上がり率上位は証券、石油、銀行など。

値下がり上位はゴム、繊維製品、小売などでした。

個別銘柄では5月初旬にエントリーとなったスパゴ銘柄の新明和工業が、
トランプ銘柄として物色の矛先が向かい3.5％高し、年初来高値を更新！
保有2か月で＋20％の爆益となっています。

（新明和工業・日足チャート）

また5月半ばエントリーとなったドトール日レスHDは先週末に発表した
第1四半期（3－5月期）で営業利益が+37.6％で着地したことが好感され
大幅高でスタートし、年初来高値を更新！

（ドトール日レスHD・日足チャート）

ただその後は戻り待ちの売りに押され上げ幅を縮小させる動きとなりました。

その他、6月下旬にエントリーとなった寿スピリッツは4日続伸と好調で
直近高値を更新！

（寿スピリッツ・日足チャート）

この日もスパゴ銘柄は絶好調で年初来高値、および直近高値を更新する
銘柄が続出しており、絶好調の戦績となっております。

買われた方おめでとうございます！

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