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◆ダウ続伸ストップ!大統領選の不透明さ嫌気
2024.07.19 日米相場概況 -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 40,126.35 -971.34
TOPIX 2,868.63 -46.58
グロース 690.17 -4.94
NYダウ 40,665.02 -533.06
ナスダック総合 17,871.22 -125.70
S&P500指数 5,544.59 -43.68きのうの米国市場は、3指数揃って下落、ダウは前日までの6日続伸で
続伸記録ストップとなり、ナスダックは続落となりました。この日は、台湾のTSMCが決算を発表し、過去最高の数字となり、通期予想を
上方修正したことを受けて前日下げた半導体株の一角に買い戻しが入り
序盤は反発でのスタートとなりました。ダウも寄り付きでは7日続伸でのスタートとなりましたが、バイデン大統領
が今週末にも大統領選から撤退する可能性が報じられると先行き不透明感
から売り優勢となり、マイナス圏に沈むと取引終盤に賭けて値を下げ続ける
展開となり、500ドル超の下落で終えました。個別銘柄では、3Q決算を発表し、市場予想を上回る結果となった住宅関連の
DRホートンが10%の大幅高。これを受けて同業のレナーも決算期待で上昇。半導体関連ではブロードコム、エヌビディア、STマイクロ、インテル、テキサス
インスツルメンツ、KLAなどが反発。一方で、スイスの医薬品大手ロシュが開発中の肥満治療薬の治験で有望な
データを得られたと伝わり、肥満治療薬で先駆のイーライリリーが
競争激化懸念から▲6%超の大幅安。同じく、注射型の投薬で先行しているノボノルディクスも▲3.5%の下落。
ダウ採用銘柄では、ゴールドマンサックス、JPモルガン、ユナイテッドヘルス
などの下げが大きくこの3銘柄でダウを約200ドル下げさせ指数の重石と
なりました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は971円安の40,126円と大幅安となりました。
前日の昼頃にバイデン政権が中国に対する先端半導体の輸出規制が検討
されているとの報道が入り下げましたが、米市場もこの影響でナスダックが
半導体関連を中心に大幅安。その影響を受けて、この日も日本市場でも東京エレクトロン、英アームに
投資をしているソフトバンクG、アドバンテスト、ディスコ、レーザーテック、
信越化学工業などの半導体関連を中心に売られ、こららは225銘柄でもあること
から、日経平均株価を大きく下げる要因となりました。プライム市場の売買代金は概算で4.6兆円で、業種別では8業種が値上がりし、
上位は食料品、電気ガス、水産など。
25業種が値下がりし、上位は精密機器、機械、電気機器などでした。個別銘柄では4月初旬にエントリーとなったスパゴ銘柄のカネカがペロブスカイト
太陽電池関連、大和証券が目標株価を引き上げたことなどが材料視され続伸し、
年初来高値を更新!(カネカ・日足チャート)
また6月半ばにエントリーとなったロート製薬も続伸し、こちらも年初来高値を更新!
(ロート製薬・日足チャート)
さらに5月初旬にエントリーとなったニッコンHDも年初来高値を更新!
(ニッコンHD・日足チャート)
加えて4月下旬にINの学情や、6月半ばにINの不二家、新明和工業なども年初来
高値更新となり、6月下旬にエントリーとなったクレハや、寿スピリッツなども
直近高値更新となっています!日経平均が大幅安する中、この日もスパゴ銘柄は絶好調で年初来高値、および
直近高値を更新する銘柄が続出しています。買われた方おめでとうございます!
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。