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◆値ごろ感から米市場は買い直し反発!
2024.07.23 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,599.00 -464.79
TOPIX 2,827.53 -33.30
グロース 657.25 -18.48
NYダウ 40,415.44 +127.91
ナスダック総合 18,007.57 +280.63
S&P500指数 5,564.41 +59.41週明けの米国市場は値ごろ感から3指数揃って自律反発の動きが強まり、
上昇しました。特に足元でバイデン政権による半導体規制で下落調整していた半導体関連、
主力ハイテク株に買い直しの動きがみられ、ダウは3日ぶり、ナスダックは
4日ぶりに反発となりました。個別銘柄ではラムリサーチが6.5%の上昇。アプライドマテリアルズも
6.2%高、KLA、STマイクロ、ASML、エヌビディア、クアルコムなど
半導体関連が揃って5%前後の上昇。メタ、グーグル、マイクロソフトなど主力ハイテク株の一角も反発。
一方で、今回Windowsのシステム障害の発端となったクラウドストライク
は、▲13.4%の大幅安となり、5日続落。また通信のベライゾンが決算を発表し、売上が市場予想を下回ったこと
が嫌気されて▲6%の下落となりました。(日本市場)
週明けの日経平均株価は464円安の39,599円と4日続落となり、節目の
4万円割れで大引けを迎えました。19日にクラウドストライク社のセキュリティソフトを使用していたWindows
端末の約850万台で世界的なシステム障害が発生。この影響で週末米市場が軟調だったことを受けて、日本市場でも朝方から
売りが先行する展開となりました。またバイデン大統領が正式に次期大統領選挙の出馬を辞退したことから
選挙への不透明感が台頭し、これも買いの手を縮小させる要因となりました。現時点ではカマラ・ハリス副大統領が民主党候補の大統領として出馬
予定です。プライム市場の売買代金は概算で3.3兆円と薄商いで、日経平均株価を
含め国内3指数共に下落しましたが、売りが売りを呼ぶような下げという
よりも、買いの手が入らず、売りを吸収できずに下げているような展開
となりました。業種別では値上がりがわずか4業種で、値上がり上位は陸運、水産、
食料品などでした。個別銘柄では6月下旬にエントリーとなったスパゴ銘柄のデサントが
3日続伸で年初来高値を更新!(デサント・日足チャート)
また6月下旬にエントリーとなった寿スピリッツもインバウンド需要による
業績寄与期待から、続伸し直近高値を更新!(寿スピリッツ・日足チャート)
その他直近のマツキヨココカラなども小幅続伸となりました。
買われた方おめでとうございます!
ことしに入って初の4日続落となったことから流石に値上がり銘柄数は減った
ものの、それでも地合いに関係なく上がるスパゴ銘柄は散見されることから
ルール通りに取り組んでもらえれば大利を得ることができます。この調整の嵐が過ぎれば再び上を目指していく銘柄が多いと思いますので、
気長に次の年高更新を待っていればいいだけです。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。