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◆米市場、決算や重要指標前で様子見
2024.07.24 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,594.39 -4.61
TOPIX 2,833.39 +5.86
グロース 660.90 +3.65
NYダウ 40,358.09 -57.35
ナスダック総合 17,997.35 -10.22
S&P500指数 5,555.74 -8.67きのうの米国市場は大型ハイテク株の決算発表などを控えていること
から前日終値を挟んで終始小動きでした。この日の取引終了後にグーグルやEVのテスラの決算発表、25日に7-9月期の
米GDP速報値、26日にはFRBが物価の指標としてウォッチしている6月のPCE
(個人消費支出)などの経済指標も発表を控えていることから様子見色
の強い一日でした。個別銘柄では、米国政府がF-35戦闘機の納入を再開させたことを受けて、
年間の販売目標を引き上げた防衛関連のロッキードマーティンが6%弱
の大幅高。航空機大手のボーイングは英ロンドン郊外で開催されている航空ショーで
複数の航空会社から受注を獲得したことや、中国向けへ737MAXの
納入を再開差せたことが好感されて4%超の上昇。システム障害で足元大幅安となっていたクラウドストライクも
値ごろ感から小幅反発となり、加えて医療機器のダナハーも第2四半期
決算を発表し、売上利益ともに市場予想を上回る結果となったことが
好感されて5%超の大幅高となりました。一方で決算への失望売りで物流大手のUPSが▲12%の急落。
同業のフェデックスも連れ安となり、取引終了後に決算を発表したEVの
テスラは第2四半期の利益が前年同期比で約半分となり、市場予想も
下回ったことから時間外取引で▲8%弱の下落。日本株と同様に決算結果でその後の値動きの変動が激しくなる相場展開
となっています。(日本市場)
きのうの日経平均株価は4.6円安の39,594円と小幅ですが5日続落と
なりました。週明け前日の米国市場は反発して帰ってきてくれたことで寄り付き後は
日本市場も反発してのスタートとなりました。しかし反発したのも束の間、足元で大きく売り込まれたこともあって、
戻り待ちの売り需要も強く、徐々に上げ幅を縮小させ、後場寄りには
マイナス圏に沈むと、その後は買いの手が引っ込んだ形で前日終値を
挟んで大引けまで終始しました。プライム市場の売買代金は概算で3.5兆円弱で日経平均株価は小幅マイナス
となりましたが、TOPIX、東証グロースは小幅反発となりました。業種別では22業種が上昇し、値上がり上位は海運、銀行、ゴム製品など。
値下がりは精密機器、電気ガス、その他製品などでした。個別銘柄では5月半ばにエントリーとなったスパゴ銘柄のジャムコが
12.7%高と大幅上昇で、プライム市場値上がり率ランキング2位となり、
終値ベースで年初来高値を更新!(ジャムコ・日足チャート)
またこちらも5月半ばにエントリーとなり、先日も年高更新した
ドトール日レスHDも上昇の勢い継続で年初来高値を更新!(ドトール日レスHD・日足チャート)
その他きのうも年初来高値を更新したデサントも4日続伸で高値を更新!
セガサミー、不二家も年高更新しておりこの日も年高更新する銘柄が続出
しております。買われた方おめでとうございます!
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。