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◆ハイテク株に売り広がりナスダック大暴落
2024.07.25 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,154.85 -439.54
TOPIX 2,793.12 -40.27
グロース 648.21 -12.69
NYダウ 39,853.87 -504.22
ナスダック総合 17,342.41 -654.94
S&P500指数 5,427.13 -128.61きのうの米国市場はハイテク株を中心に売りが広がり、ナスダックは▲3.6%と
一日の下げとしては、ことし最大の下落率を記録しました。前日に決算を発表したEVのテスラが冴えない決算を発表したことから同社株は
▲12%超の大幅安となり、グーグルも決算を発表し、売上利益ともに市場予想を
上回ったものの、設備投資増の影響で減益となったことが嫌気されて、こちらも▲5%安。これら主力ハイテク株が大幅安となったことに加えて、英アーム、ウルフスピード、
ブロードコム、エヌビディア、クアルコム、AMD、TSMC、ラムリサーチなど半導体関連の
多くにも売りが波及し、リスクオフムードの一日となりました。一方で、ハイテク株から流出した資金の一部はディフェンシブ株に流れ、ジョンソンエンド
ジョンソンやベライゾン、メルクなどは上昇しています。(日本市場)
きのうの日経平均株価は439円安の39,154円と6日続落となりました。
日経平均株価が6日続落するのは、21年9月以来で、この日は前場段階では売られ過ぎからの
自律反発でプラス圏に浮上する場面もみられましたが、後場に入ると為替相場で円高が
進行しドル円が一時154円台半ばまで進んだことから外需関連、景気敏感株など幅広い銘柄が
売られる展開となりました。プライム市場の売買代金は概算で3.8兆円となり、プライム市場の91%にあたる1499銘柄が
値下がり、値上がりはわずか122銘柄でした。業種別では33業種すべてが値下がりし、値下がりは海運、電気ガス、証券、不動産などでした。
値下がりが浅いものでは精密機器、医薬品などでした。
個別銘柄では6月初旬に受講生専用チャットワークで公開したビットコイン関連のメタプラネット
が36%超の大幅高となり、ストップ高し、買値より約5倍の上昇!(メタプラネット・日足チャート)
また今月初旬にエントリーとなったスパゴ銘柄のサンケン電気が米半導体子会社の
アレグロ・マイクロシステムズ(ALGM)の一部株式を売却し、それで得た資金を
自社株買いなどに充てると発表したことから朝方から強い買いが入り、一時ストップ高と
なり年初来高値を更新!(サンケン電気・日足チャート)
その他ドトール日レスHDなども最後は値を消したものの連日で年高更新となっています。
買われた方おめでとうございます!
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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。