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Marketマーケットニュース

◆景気減速懸念で米市場大幅反落

2024.08.02 マーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,126.33 -975.49
TOPIX 2,703.69 -90.57
グロース 623.25 -24.95
NYダウ 40,347.97 -494.82
ナスダック総合 17,194.15 -405.26
S&P500指数 5,446.68 -75.62

 

きのうの米国市場は3指数揃って大幅反落となりました。

 

前日のFOMCで9月利下げが見てきた中、きのう発表された7月27日の週の
新規失業保険申請件数が24.9万件と予想の23.6万件を上回り、約11か月ぶりの
高水準となったことや、7月のISM製造業景況感指数が予想48.8に対して、46.8
と低下したことから景況感が悪化が警戒され下げ幅を拡大しました。

 

セクター別では情報技術、エネルギー、一般消費財などが売り込まれ、公共事業
や生活必需品、ヘルスケアなどディフェンシブが買われる動きとなりました。

 

個別銘柄では、好調な決算を発表したメタが5%弱の大幅高となったほか、
肥満症治療薬の治験結果を好感してイーライリリーが3.5%高。

 

その他、日用品のP&Gや通信のTモバイル、医薬品のアストラゼネカ、アッヴィなど
景気の影響を受けにくいディフェンシブ関連が買われました。

 

一方で、ダウ採用銘柄はボーイングやキャタピラーなどの景気敏感株が下落、
またバイオのモデルナが24年の売上高見通しを下方修正したことが嫌気されて
▲21%の大幅安。

 

この日は主力の半導体関連が軒並み安となり、英アーム、ラムリサーチ、クアルコム
が▲10%前後の大幅安となり、ブロードコム、AMD、KLA、マイクロンテクノロジー、
エヌビディアなども▲5%以上下げ、SOX(半導体指数)は▲7%超の大幅安となりました。

 

尚、この日はアップル、アマゾン、インテルが取引終了後に決算を発表。決算発表後の
時間外取引でアップルは通常取引の終値付近で推移。
アマゾンは時間外取引で一時▲7%、インテルは時間外取引で一時▲20%と急落
しています。

 

 

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は975円安と大幅反落となりました。

 

前日の日銀会合後、材料出尽くしで大幅高となりましたが、その後の植田日銀総裁の
会見で、「年内の追加利上げの可能性」を否定しなかったことからこれがタカ派姿勢と
受け止められ為替相場で円高が進行。

 

ドル円は3月中旬以来およそ4か月半ぶりに一時148円台半ばまで円買いが進んだことから、
外需関連を中心に売り込まれる展開となり、日経平均株価の下げ幅は一時1400円近い
ところまで下落し、一日の下げ幅としてはことし最大となりました。

 

引けにかけてはやや値を戻す動きもみられましたが、それでも前日からは大幅安となり、
前日との上げ下げは2日間だけで2000円を越えるボラタイルな展開で、37,737円で
大引けを迎えました。

 

プライム市場の売買代金は概算で6兆円超となり、ことし5月31日の7.7兆円以来の
大商いでした。

 

業種別では33業種すべてが値下がりとなり全面安。
中でも下げが浅かったのが銀行、海運、空運など、値下がり上位は不動産、輸送用機器、
保険などでした。

 

個別銘柄ではマナカブ銘柄ではありませんが、ザラバ中にトヨタが第1四半期(4-6月期)
決算を発表し、営業利益は1.3兆円と4-6月期としては過去最高を記録。

 

しかしながら、市場予想を下回ったほか、認証不正問題や足元の円高進行を受けて
決算発表後、さらに下げ幅を拡大させる展開となりました。

 

マナカブ銘柄も全面安となったことで上昇した銘柄は少なかったのですが、7月初旬に
エントリーとなったスパゴ銘柄の神戸物産が直近高値を更新!

 

その他、金融引き締めで恩恵を受けやすいトモニHDも直近高値を更新!
5月初旬にエントリーとなった電通総研も直近高値を更新、その後値を消す展開と
なりました。

 

目先は為替相場で急速に進んだ円高が止まることが株価のボラティリティを鎮める
鎮静剤となるとみており、日本が金融引き締めに転じたとしてもなお、日米の金利差は
大きいため、1ドル=150円前後が落ち着きを探る水準、さらに何か別の材料が加わって
円高に振れたとしても瞬間風速的に145円あたりまでとみています。

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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