参加者限定!特典プレゼント!

無料セミナー日程を確認

Market日米相場概況

◆日経平均2000円超の下落、過去2番目の下げ幅!

2024.08.05 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 35,909.70 -2,216.63
TOPIX 2,537.60 -166.09
グロース 576.29 -46.96
NYダウ 39,737.26 -610.71
ナスダック総合 16,776.16 -417.98
S&P500指数 5,346.56 -100.12

 

先週末の米国市場は雇用指標の悪化を受けて、景気減速懸念が強まり、3指数揃って
続落となりました。

 

週末発表された7月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が予想17.5万人増に対し、
11.4万人増。
失業率も4.1%の予想に対して4.3%と上回る結果となり失業率の上昇は4か月連続。

 

これを受けて、景気敏感株や半導体株を中心に売られる展開となり、ダウは一時900ドル
超の値下がりとなりました。

 

個別銘柄では、半導体のインテルが売上利益ともに市場予想を下回る冴えない決算を
発表したことから▲26%の大幅安、アマゾンも決算で売上が市場予想を下回ったことが
嫌気され▲9%弱の下げとなりました。

 

その他、マイクロンテクノロジー、ASML、ラムリサーチ、KLA、アプライドマテリアルズ、
英アームなど半導体関連も軟調。

金利低下を受けてシティ、モルガンスタンレー、ゴールドマンサックス、ウェルズファーゴ
など金融株も下落となり、雇用指標の悪化でアバクロ、GAP、アメックス、ディスカウント
ストアのターゲット、ペイパル、百貨店大手のコールズ、ノードストロームなど小売、
消費関連も軟調でした。

 

 

 

(日本市場)

先週末の日経平均株価は2216円安と大幅続落となりました。

 

日銀会合後の植田日銀総裁のタカ派姿勢、FOMCでの9月利下げ観測の高まりにより、
目先の米市場の金利低下圧力から日米金利差が今後縮小していくとの見方が強まり、
為替相場でドルが急落、ドル円は150円を割り込んだことからこの日も外需関連を中心に
売り込まれ、これまで円安メリットとなる銘柄が相場をけん引していただけに、主力の
外需関連が売り込まれたことで、日経平均株価は1年平均の200日線を割り込む展開と
なりました。

 

200日線を割り込むと、過去1年で投資をしていた人たちが含み益から含み損の状態と
なり、損失を抱える投資家も増えたことから手仕舞い売りが加速し、為替の影響を
受けにくい内需株までも売り込まれる動きが出て、大幅安となりました。

 

下げ幅2000円というのは、過去2番目の大きさで、1987年のブラックマンデーの3800円超
の下げに次ぐ下落幅となりました。

 

プライム市場の売買代金は概算で6.6兆円となり、大半が投げ売りでの大商いとなったもの
と思われます。

 

業種別では連日で33業種すべてが値下がりとなり全面安。
値下がり上位は証券、銀行、保険などでした。

 

大幅下落となりましたので、この日の年初来高値更新銘柄はありませんでした。

 

先週もお伝えしたように、まずは為替相場でのドル下落(円上昇)が止まることが重要で、
植田日銀総裁も0.25%の利上げでここまで円高が進行するとはおそらく想像もつかなかった
ものとみています。

 

そのため今後の金融政策で追加利上げはおろか、タカ派寄りの発言すらしにくくなった
とみています。

 

https://www.boj.or.jp/mopo/mpmsche_minu/m_ref/mref230728a.pdf

 

次回の日銀会合は9月下旬ですが、会見では年内追加利下げを示唆しているだけに、
そこまでダンマリを決め込むとさらに相場に悪影響を及ぼしかねないことから今月中に
ヘッジ発言を出してくる可能性もあるとみています。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆マナカブ公式ブログ
https://manakabu.com/news/

 

◆X(Twitter)
https://twitter.com/manakabu

◆Facebook
https://www.facebook.com/manakabucom

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

無料セミナーの詳細はこちら

ページトップへPAGE TOP