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◆日米市場、暴落から一転反発へ
2024.08.07 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 34,675.46 +3,217.04
TOPIX 2,434.21 +207.06
グロース 533.79 +48.77
NYダウ 38,997.66 +294.39
ナスダック総合 16,366.85 +166.77
S&P500指数 5,240.03 +53.70きのうの米国市場は3指数揃って反発となりました。
日本発となった今回の大幅下落から日本市場が大幅反発となったことや、急落していた
ドル円が145円前後で落ち着きを見せ始めたことを受けて、米市場もリスクオフの
動きが和らぎました。ダウは前日までの3日間で2000ドル以上下落していたこともあって、きのうは一時
700ドルまで上げ幅を拡大する場面もみられましたが、ボラタイルな動きはまだ
落ち着きを見せず、取引終盤にかけて上げ幅を縮小して終えました。個別銘柄では半導体関連の一部が足元の急落局面が反発し、台湾のTSMCが5%の
上昇となったほか、エヌビディア、テキサスインスツルメンツ、ASML、KLA、
ブロードコムなどが上昇。加えて、売上は減収となったものの利益が市場予想を上回る決算を発表した
重機大手のキャタピラーが3%高、一方でウルフスピード、AMD、マイクロンテクノロジー、STマイクロ、インテル
など直近冴えない決算や下方修正を発表した半導体関連は売り込まれる動きが
みられ、同じ半導体関連の中でも明暗が分かれるような動きとなりました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は3,217円高と過去最大の上げ幅を記録する上昇となりました。
前日に4500円弱の大幅下落となっていた日経平均株価は、売られ過ぎからの自律反発、
空売りの買い戻しなども手伝って大幅上昇でした。歴代2位の上昇幅は1990年10月の2676円ですのでそこから比べても500円以上の上昇と
なっています。プライム市場の売買代金は概算で7.7兆円となり、2日連続で8兆円近い大商いとなりました。
業種別では大幅反発したこともあって、33業種すべてが値上がり。
値上がり上位は海運、ゴム、その他金融、保険などで16業種が+10%以上の大幅高
となりました。個別銘柄では6月下旬にエントリーとなったスパゴ銘柄のデサントが伊藤忠の子会社に
よるTOB(公開買い付け)の発表で4350円にサヤ寄せする形で20%超の上昇でストップ高!買われていた方、おめでとうございます。
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また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。