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Market日米相場概況

◆米市場続伸後、企業決算や金利上で反落

2024.08.08 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 35,089.62 +414.16
TOPIX 2,489.21 +55.00
グロース 551.37 +17.58
NYダウ 38,763.45 -234.21
ナスダック総合 16,195.81 -171.05
S&P500指数 5,199.50 -40.53

 

きのうの米国市場は3指数揃って反落となりました。

 

きのう日銀の内田副総裁の拙速な追加利上げがないとの発言を受けて、日本市場が堅調
だったことを受けて、米市場も取引開始直後は、堅調な滑り出しとなりましたが、
午後に入ると失速。

 

直近の世界的な株安で投資家心理はまだ改善しておらず、米国債入札が低調に終わった
ことから金利が上昇したことを受けて、上げ幅を縮小させ取引終盤にはマイナスに転じる
動きとなりました。

 

個別銘柄では、ECプラットフォームを提供するショピファイが決算を発表し、売上利益
ともに市場予想を上回る結果となったことが好感され17%の上昇。

 

一方で低調な決算を発表した医薬品のアムジェンが▲5%の下落となり、決算は好調
だったもののテーマーパークの不振が嫌気されたウォルト・ディズニーが▲4%超の下落。

 

宿泊サービス大手のエアビー&ビーも冴えない決算から▲13%超の下落となり、
ナスダックではこの日もウルフスピード、英アーム、ブロードコム、エヌビディア、
インテル、ラムリサーチ、KLA、マイクロンテクノロジーなどの半導体関連が下落し、
重石となりました。

 

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は414円高し、続伸となりました。

 

前日に3200円の大幅反発となっていただけに、朝方は戻り待ちの売りが出やすく、
マイナス圏でのスタートとなりましたが、その後日銀の内田副総裁の会見で、
「金融市場が不安定な状況下で利上げすることはない」と発言があったことが
報じられると、下げ幅を縮小し日経平均株価はプラス転換。

 

その後も早々には利上げはないと踏んだ買いが優勢となり、前日比一時1200円弱の
上昇となりました。

 

ただ短期的に値を戻したことから再び取引終盤にかけては利益確定売り、戻り待ちの
売りに押される格好で下げ幅を縮小させ400円高で大引けを迎えました。

 

プライム市場の売買代金は概算で7.37兆円となり、史上最大の下げ幅を記録した今週
月曜日(5日)から3日連続で7兆円超の大商いとなりました。

 

業種別では27業種が上昇し、値上がり上位は銀行、卸売、証券など、値下がり上位は
ゴム、鉱業、海運などでした。

 

個別銘柄では6月下旬にエントリーとなったスパゴ銘柄のデサントが本日もTOB価格の
4350円サヤ寄せする形で上昇となり、年初来高値を更新!

 

(デサント・日足チャート)

 

また先月下旬にエントリーとなったフクダ電子、オービックも直近高値を更新!

 

(オービック・日足チャート)

 

まだまだ多くの銘柄が暴落から完全復調とはなっていませんが、それでも上記で挙げた
銘柄のように、早々に高値更新を記録する銘柄も出てきています。

 

買われていた方、おめでとうございます。

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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