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Market日米相場概況

◆米CPIも21年3月ぶりの伸びに鈍化、9月利下げ濃厚

2024.08.15 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 36,442.43 +209.92
TOPIX 2,581.90 +28.35
グロース 592.90 +10.98
NYダウ 40,008.39 +242.75
ナスダック総合 17,192.59 +4.98
S&P500指数 5,455.21 +20.78

 

きのうの米国市場はCPIの結果を受けて9月利下げの期待が高まり3指数続伸しました。

 

きのう公表された7月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比で2.9%で市場予想
の3.0%を下回り21年3月以来の伸びとなったことから前日のPPI(生産者物価指数)と
同様にインフレ鈍化の兆候を示しました。

 

これを受けて、FRBが9月に利下げを実施できる素地が整いつつあるとの見方が強まり、
ダウは景気敏感株を中心に買われ242ドルの上昇、ナスダックは半導体関連を中心に
上昇するも、テスラやグーグル、インテルの下げが指数の足を引っ張り、小幅上昇に
留まりました。

 

個別銘柄では利下げ期待からクレジットカードのアメリカンエクスプレスや住宅関連
のホームデポなどが上昇。

 

金利低下で利ザヤ縮小の懸念はあるものの、債券価格の上昇により保有米債の含み損が
解消に向かいやすいゴールドマンサックス、JPモルガン、バンカメ、ウェルズファーゴ
など金融株も堅調でした。

 

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は209円高と3日続伸し、36,442円となりました。

 

日中、岸田首相が次期総裁選への出馬を辞退するという報道があり、報道後上げ幅を
強めましたが、その後政治への不透明感が湧出し一時マイナス圏へ。

 

しかし先週の大暴落からの戻り歩調はしっかりしており、かつ今晩の米CPI鈍化への
期待もあって14時ごろから再び下げ幅を縮小させプラス圏へ浮上すると、大引けにかけて
堅調に推移しました。

 

プライム市場の売買代金は概算で4.7兆円とお盆休みに入っている投資家も増えて、前日の
8.8兆円から商いは縮小しています。

 

業種別では31業種が上昇し、値上がり上位は輸送用機器、保険、非鉄金属など。
値下がりした業種は精密機器、倉庫運輸のみでした。

 

個別銘柄では指数は大幅高したもののまだまだ高値からの半値戻し水準ということもあって、
この日も年初来高値を更新するマナカブ銘柄はありませんでしたが、7月初旬にエントリー
となったスパゴ銘柄のサッポロHDが+15%弱の大幅高で直近高値を更新!

 

(サッポロHD・日足チャート)

 

さらに6月下旬にエントリーとなったバリューHRも直近高値を更新!

 

(バリューHR・日足チャート)

 

また前日に引き続き7月下旬にエントリーとなったオービックも続伸し、直近高値を更新!

 

(オービック・日足チャート)

 

国内外で政治リスク、地政学リスクが台頭してきていますが、ルール通り取り組んで
いけば、いい結果に結びつきます。

 

買われていた方、おめでとうございます!

 

 

 

※本日の経済キーワード

【CPI(消費者物価指数)】

 

物価が上がっているか、下がっているか、つまりインフレ経済か、デフレ経済か
を示す指標で、毎月半ばあたりで公表される。

 

またCPIは棚卸しされた商品の上代(小売価格)で測るものであり、実際に消費が
行われたかどうかを測るものではないため、インフレ時には、高い数字が出やすくなる。

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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