参加者限定!特典プレゼント!

無料セミナー日程を確認

Market日米相場概況

◆ジャクソンホールでのパウエル議長発言控え米市場反落

2024.08.23 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,211.01 +259.21
TOPIX 2,671.40 +6.54
グロース 639.19 +8.45
NYダウ 40,712.78 -177.71
ナスダック総合 17,619.35 -299.63
S&P500指数 5,570.64 -50.21

 

きのうの米国市場は半導体関連を中心に利益確定売りが目立ち、3指数揃って
下落となりました。

 

23日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を前に、9月利下げが
実際に行われるのか、また実施された場合、0.25%か0.50%どちらの利下げ幅に
なるのかなど、まだまだ不透明要因もあることに加え、この日はボストン連銀の
コリンズ総裁やフィラデルフィア連銀のハーカー総裁らから緩やかで段階的な
利下げを支持する発言が相次いだことで、市場に広がっていた急速な利下げに対する
期待が後退。

 

この発言を受けて、米長期金利が3.85%まで上昇したことなどから金利に敏感な
ハイテク、半導体関連を中心に売られました。

 

個別銘柄ではウェブ会議システムのズームが決算を発表し、売上利益ともに市場予想を
上回る結果となり、さらに25年3月期の業績見通しを上方修正したことが好感されて
13%の大幅高。

 

 

(ZOOM・日足チャート)

 

一方でインテルが▲6%安となりダウ銘柄で下落率トップ。

来週28日に決算を発表するエヌビディアも▲4%弱の下落となり、ASML、KLA、
マイクロンテクノロジー、AMD、台湾TSMCなど半導体関連は軒並み下落。

 

さらにアマゾン、アップル、マイクロソフト、メタ、グーグル、テスラなど主力の
ハイテク株も売られました。

 

 

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は259円高と反発し、38,211円で大引けを迎えました。

 

米労働省でことし3月までの1年間の雇用統計の改定値が公表されましたが、100万人
超の下方修正が出るとの噂もありましたが、ふたを開けてみれば約82万人の減少という
ことで警戒感が和らいだこと、9月利下げの蓋然性が高まったことなどから日本市場も
朝から買い優勢の展開で終始しました。

 

もっとも現在の38000円という水準はフィボナッチでいうと、下落から61.8%戻し水準
となるため、ここからさらにすんなりと上に行くのか慎重な見方も出ていて、反落を
警戒する売りも出て上値の重い展開となっています。

 

プライム市場の売買代金は概算で3.6兆円で、値上がり銘柄数は1033銘柄(62%)、
値下がり銘柄は547銘柄(33%)でした。

 

業種別では22業種が値上がりし、値上がり上位は医薬品、倉庫運輸、化学など。
値下がり上位は銀行、証券、ゴム製品などでした。

 

個別銘柄では、6月下旬にエントリーとなったスパゴ銘柄のバリューHRが高値圏で
もみ合いながらも上伸し3%弱の上昇で再び年初来高値を更新!

 

(バリューHR・日足チャート)

 

 

また今月初旬にエントリーとなったビジネスエンジニアリングは直近高値を更新!

 

(ビジネスエンジニアリング・日足チャート)

 

その他、KDDI、サッポロHDなども直近高値を更新し、業種に関係なく、良い銘柄には
買いが入る相場展開へと徐々に変わってきた感があります。

 

足元の日経平均採用銘柄の予想1株利益(EPS)は2440円と過去最高圏にあり、約1か月前
の38000円台水準の時とPERを比較すると現在の方が割安であるため、下がったら下がった
で仕込みのチャンスとなるため、ここから再度2番底を付けに行く可能性は低いと
みています。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆マナカブ公式ブログ
https://manakabu.com/news/

 

◆X(Twitter)
https://twitter.com/manakabu

◆Facebook
https://www.facebook.com/manakabucom

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

無料セミナーの詳細はこちら

ページトップへPAGE TOP