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◆パウエルFRB議長のハト派講演で米市場リスクオン!
2024.08.26 日米相場概況 -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,364.27 +153.26
TOPIX 2,684.72 +13.32
グロース 640.52 +1.33
NYダウ 41,175.08 +462.30
ナスダック総合 17,877.79 +258.44
S&P500指数 5,634.61 +63.97先週末の米国市場は、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演をきっかけに
3指数揃って大幅高となりました。取引開始時からある程度期待感もあって堅調に推移していた米市場ですが、パウエル
FRB議長が講演で、「インフレはFRBの目標である2%に向かいつつあるため、政策を
調整する時期が来た」と言及。利下げのペースなどについてはデータや見通しの変化次第との姿勢を崩さなかった
ものの、これまで以上に明確な利下げ実施についての姿勢が見られたことからリスクオン
の動きとなりました。為替相場はこれを受けてドルが相対的に売られ、ドル円も144円台前半まで下落。
個別銘柄ではビットコインが64000ドルにまで再び回復したことを受けて、マイクロ
ストラテジー、マラソンデジタル、ビットファームズ、クリーンスパークなど関連
銘柄に買いが波及。その他、半導体関連もしっかりで英アーム、エヌビディアが4.5%の上昇。
テキサスインスツルメンツ、台湾TSMC、クアルコム、ブロードコム、KLAなども3%
弱の上昇。金利先安観を受けてレナーやDRホートンなど住宅関連なども復調期待から買われました。
(日本市場)
先週末の日経平均株価は153円高と続伸し、38,364円で大引けを迎えました。
米市場でFRB高官から9月利下げを推奨する発言があったことや、日経平均株価の予想1株
利益が22日付けで2450円と過去最高値をマークしていることなどから、株価の割安感が
改めて意識され、続伸となりました。ただ23日にはパウエルFRB議長によるジャクソンホール会議での講演を控えていたり、
為替相場では再び145円台へと円高が進行する動きもあり、プライム市場で上昇する
銘柄は6割弱となり強弱入り混じる展開でした。プライム市場の売買代金は概算で3.4兆円で、値上がり銘柄数は949銘柄(57%)、
値下がり銘柄は641銘柄(38%)でした。業種別では29業種が値上がりし、値上がり上位はその他金融、精密機器、建設など。
値下がり上位は卸売り、海運、電気機器などでした。個別銘柄では、7月初旬にエントリーとなったスパゴ銘柄の神戸物産が終値ベースで
直近高値を更新!(神戸物産)
また7月下旬にエントリーとなったフクダ電子も直近高値を更新!
(フクダ電子)
先週末は年初来高値を更新する銘柄は出てきませんでしたが、銘柄によっては
今月頭に下落したものの復調し、間もなく再び年初来高値を取りに行こうと
している銘柄も出てきているため、今週も楽しみな1週間となりそうです。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。