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Marketマーケットニュース

◆半導体の雄の決算を控え、米市場では持ち高調整の動き

2024.08.27 マーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,110.22 -254.05
TOPIX 2,661.41 -23.31
グロース 671.79 +31.27
NYダウ 41,240.52 +65.44
ナスダック総合 17,725.77 -152.03
S&P500指数 5,616.84 -17.77

 

きのうの米国市場は、ダウは続伸、ナスダックは反落と指数まちまちの展開
でした。

 

先週末のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長が次回9月のFOCMでの
利下げを事実上予告したを受けて週明けもダウは堅調に推移。

 

一方で28日に決算発表予定のエヌビディアが持ち高調整の売りで下落し、
半導体株中心にハイテク株の一角が軟調に推移したことからナスダック
やS&P500は反落。

 

アマゾンやマイクロソフトなどハイテク株は下落したものの、景気敏感や
エネルギー株などが上昇したことでダウは小幅続伸となり、約1か月半ぶりに
最高値更新となりました。

 

個別銘柄では、中東情勢の悪化懸念やリビアが原油生産を停止したとの報道を
受けて原油価格が70ドル台前半から後半へ上昇し、エネルギー関連のエクソン
モービル、シェブロン、シェルなどが上昇。

 

また7月の米耐久財受注や8月のダラス連銀製造業活動指数が市場予想を上回った
ことからアルミ大手アルコア、ニューコア、サザンカッパーなど景気敏感の
資源関連も上昇。

 

翻って、中国のピンドゥが第2四半期決算を発表し、売上利益ともに市場予想を
下回る結果となったことを受けて、▲28%超の大幅安。

 

またデータセンターのスーパーマイクロコンピュータは▲8%超の下げとなり、
英アーム、ブロードコム、マイクロンテクノロジー、ラムリサーチ、AMD、
ASML、KLA、クアルコム、エヌビディアなど多くの半導体関連がエヌビディアの
決算を前に持ち高調整の売りに押される一日となりました。

 

 

 

 

(日本市場)

週明けの日経平均株価は254円安となり、38,110円で大引けを迎えました。

 

先週末にパウエルFRB議長によるジャクソンホール会議での講演では、9月利下げ
を実施する旨の発言があり、これを受けて米市場は大幅高となりました。

 

ただ米国で利下げが実施されることで、日米金利差縮小から為替相場ではドル円が
143円台まで円高が進行したことから日本株は朝方から外需企業を中心に売りが
目立つ展開で、終始マイナス圏での動きでした。

 

一方で、これまで蚊帳の外に追いやられていたグロース市場の復調が目覚ましく、
この日もグロース250指数は4.8%の大幅高となりました。

 

プライム市場の売買代金は概算で3.3兆円で通常運行。
値上がり銘柄数は773銘柄(46%)、値下がり銘柄は830銘柄(50%)でした。

 

業種別では12業種が値上がりし、値上がり上位は紙パルプ、空運、不動産など。
値下がり上位は輸送用機器、銀行、ゴム製品などでした。

 

個別銘柄では、7月初旬にエントリーとなったスパゴ銘柄の神戸物産が+4%と
続伸し年初来高値を更新!

 

(神戸物産)

 

 

また7月下旬にエントリーとなったオービックも2%弱の上昇でこちらも年初来
高値を更新!

 

(オービック)

 

その他、サッポロHDも終値ベースで年初来高値を更新し、5月初旬にエントリーと
なった電通総研、東映、阪急阪神HD、東宝、クスリのアオキHDなど枚挙に暇がない
ほど指数が弱い中、マナカブ銘柄は絶好調な一日となりました。

 

まだまだこれから年初来高値を取りに行く銘柄が花盛りとなりますのでしっかりと
売買ルールというシートベルト締めて取り組んでいきましょう!

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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