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◆米市場、景気減速懸念で大幅安!
2024.09.04 日米相場概況 -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,686.31 -14.56
TOPIX 2,733.27 +17.28
グロース 680.57 +12.92
NYダウ 40,936.93 -626.15
ナスダック総合 17,136.30 -577.33
S&P500指数 5,528.93 -119.473連休明けの米国市場は3指数揃って大幅安、ダウは▲1.5%安、ナスダックにおいては、
▲3.2%安と大きな下げとなりました。8月31日に発表された8月の中国製造業PMIが市場予想に反して悪化し4か月連続の
50割れとなり景気への懸念が高まっていたところ、この日発表された8月のISM製造業
景況指数が予想を下回る47.2となり、好不況の節目となる50を5カ月連続で下回りました。項目では「新規受注」と「生産」が悪化、これを受けて景気先行きへの懸念が広がり、
先週末まで最高値の更新が続いていた反動も大幅な下落につながりました。セクター別では9業種が下落となり、情報技術、エネルギー、コミュニケーション
サービスの下げが大きく、個別銘柄ではアナリストが投資判断を「売り」に
引き下げた航空機のボーイングが▲7%超の大幅安。重機大手のキャタピラーや工業製品のダウ・インク、スリーエムなどの景気敏感株も
下落となり、ゴールドマンサックスやJPモルガンなどの金融株も下落しました。また半導体関連株の下落も目立ち、エヌビディアやKLAが▲9%超の急落、インテルは
▲8.8%安でダウ銘柄で最大の下落。
アップルやマイクロソフトなど大型ハイテク株も軒並み下落し、指数の重石となりました。(日本市場)
きのうの日経平均株14円安と小幅反落し、38,686円で大引けを迎えました。
前日の米市場が休場でしたが、ドル円が146円台から147円台へ円安に向かうと
寄り付きから日経平均株価も上値を伸ばす動きが見られましたが、前引け前あたりから
ドル円が高止まりし、後場に入り再び146円台に下落する動きとなりました。これを契機に日経平均株価も上げ幅を縮小させ、後場にはマイナス圏に沈む展開
となり、大引け前に下げ幅を縮小させるも小幅安で取引終了となりました。もっとも今週は米国でISMの景況感指数や、週末には8月の米雇用統計が控えて
おり、日経平均株価も前日に39000円にタッチした達成感もあって、持ち高調整の
動きが出やすい1週間となるかと思われます。プライム市場の売買代金は概算で3.3兆円、値上がり銘柄数は1230銘柄(74%)、
値下がり銘柄は364銘柄(22%)と日経平均株価は小幅マイナスでしたが値上がり銘柄数
の多い一日となりました。業種別では23業種が値上がりし、値上がり上位は銀行、保険、陸運など。
値下がり上位は海運、非鉄金属、機械などでした。個別銘柄では、7月初旬にエントリーとなったサッポロHD6%超の大幅高となり、直近
高値を更新!(サッポロHD)
また6月半ばにエントリーとなったロート製薬も6%弱の上昇となり、年初来高値を更新!
(ロート製薬)
そして、8月下旬にエントリーとなった東宝も続伸が続きこちらも年初来高値を更新!
(東宝)
その他、クスリのアオキHDや東映、KDDIなども終値ベースで直近高値を更新するなど
絶好調な一日でした。買われていた方、おめでとうございます!
大利をしっかりとものにしていただくためにも中途半端な上昇で売ることなく、
授業で学んだ売買ルールを持って取り組んでもらえれば爆益が狙えます!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。