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Market日米相場概況

◆労働市場の弱まりからダウ反落、ナスダックは上昇

2024.09.06 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 36,657.09 -390.52
TOPIX 2,620.76 -12.73
グロース 656.58 +4.80
NYダウ 40,755.75 -219.22
ナスダック総合 17,127.66 +43.37
S&P500指数 5,503.41 -16.66

 

きのうの米国市場はダウは反落、ナスダックは反発と前日と逆の展開でした。

 

今週末に米雇用統計の発表を控えて持ち高調整と様子見姿勢が強い中、きのう
発表された民間の給与支払い代行会社ADPが発表した8月の雇用者数が前月比
9.9万人増と市場予想の14.5万人増を大幅に下回る結果となったことから、
労働市場が弱まっていることを警戒し、ダウは朝方から売り込まれました。

 

また、その後に発表された8月のISM非製造業景況指数は51.5と好不況の節目
である50を2か月連続上回り、市場予想も若干ですが上回る結果となりました。

 

ただ、項目別でみると「雇用」部分が前月から落ち込んでおり、こちらでも
労働市場の弱さが示されたことからダウは一時455ドル安まで下押す場面が
みられました。

 

(ISM非製造業景況・サブインデックス)

 

一方、ナスダックは経済指標の弱さもあり、9月のFOMCでは0.50%の利下げが
実施される可能性が見えたことから、米長期金利が低下したことを受けて、反発
する展開となりました。

 

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は390円安と続落し、36,657円で大引けを迎えました。

 

前日の米市場ではダウは小幅反発、ナスダックも半導体関連が下げ止まりを見せて小幅安
となりましたが、日本市場では為替相場で1ドル142円台まで円高が進行、また今月下旬
には総裁選も控えており、候補者の石破氏が金融所得課税強化を明言していることも
あって、日本市場は続落でのスタートとなりました。

 

その後、前引け前には一時プラス圏に浮上する場面もみられましたが、後場に入ると
再び売り優勢の展開となり、引けにかけて下げ幅を拡大、一時500円超の下落となり
軟調地合いでした。

 

プライム市場の売買代金は概算で4.2兆円、値上がり銘柄数は784銘柄(47%)、
値下がり銘柄は803銘柄(48%)と指数は続落でしたが、値上がり値下がり半々の
結果でした。

 

業種別では15全業種が上昇し、値上がり上位は倉庫、食料品、陸運など。
値下がり上位は保険、医薬品、海運などでした。

 

個別銘柄では、5月半ばにエントリーとなったセガサミーHDが6%超の逆行高となり、
再び年初来高値を更新!

 

(セガサミーHD)

 

また7月半ばにエントリーとなった神戸物産も3.5%と逆行高で年初来高値を更新!

 

(神戸物産)

 

さらには8月初旬にエントリーとなったベイカレントコンサルティングも4%の上昇で
直近高値を更新し、間もなく年高更新間近のところまで上昇となりました。

 

(ベイカレントコンサルティング)

 

その他、6月下旬INのバリューHDも年高更新、7月初旬INのサッポロHDも続伸し、
年高更新、7月末INの東映、8月下旬INの東宝も年高更新となり、7月下旬INの
ダイドーグループ、直近エントリーの森永製菓などは直近高値を更新するなど
この日も内需関連が逆行高となり、絶好調の展開となりました。

 

買われていた方、おめでとうございます!

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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