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Market日米相場概況

◆安いところを拾う動きが広がり、米市場反発

2024.09.10 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 36,215.75 -175.72
TOPIX 2,579.73 -17.69
グロース 645.21 +1.33
NYダウ 40,829.59 +484.18
ナスダック総合 16,884.60 +193.77
S&P500指数 5,471.05 +62.63

 

週明けの米国市場は3指数揃って反発しました。

 

先週末に発表された8月の米雇用統計で雇用者数が予想を下回る弱い結果となった
ことを受けて、週末は大幅安となっていましたが、安いところを拾う動きが広がり、
ダウ、ナスダックともに終日プラス圏で動く堅調な展開でした。

 

セクター別では11業種すべて上昇となり、一般消費財、資本財、情報技術などが
値上がり上位。

 

個別銘柄では、ビットコインが足元下落していましたが、自律反発の動きを強め、
5%高となったことを受けて、関連銘柄のマイクロストラテジーをはじめ、ビット
デジタル、マラソンデジタル、クリーンスパーク、ビットファームズなどが
軒並み上昇。

 

また半導体の一角も週末売られていましたが英アームが7%高、台湾TSMC、エヌビディア
なども4%弱の上昇となったことでナスダックをけん引。

 

ダウ採用銘柄では労働組合と労働協約案で暫定合意に至り、ストライキが回避される
との見方から航空機のボーイングが上昇。ゴールドマン・サックスやアメックス、
保険のトラベラーズ、ビザ、ホームデポ、アムジェンなども買われダウの上昇に
寄与しました。

 

 

 

 

(日本市場)

週明けの日経平均株価は175円安と5日続落となり、36,215円で大引けを迎えました。

 

週末発表された8月の米雇用統計で雇用者数の結果が予想を下回り、6,7月の数字も
下方修正されたことから景気減速が意識され、米市場が大幅安で帰ってきたことを
受けて、日本市場も朝方から売り優勢の展開でのスタートとなりました。

 

日経平均株価は一時、35,247円(前日比マイナス1,144円)まで下落しましたが、
売り一巡すると徐々に下げ幅を縮小させ、結局175円安と小幅な下げにとどまりました。

 

プライム市場の売買代金は概算で4.0兆円、値上がり銘柄数は536銘柄(32%)、
値下がり銘柄は1074銘柄(65%)でした。

 

業種別では9業種が上昇。値上がり上位は食うん、精密機器、食料品など。
値下がり上位は輸送用機器、保険、海運などでした。

 

個別銘柄では、5月半ばにエントリーとなったセガサミーHDが高値もみ合いの中、
逆行高で続伸し、3日連続での年初来高値を更新!

 

(セガサミーHD)

 

 

また7月末にエントリーとなった東映も終値ベースで年初来高値を更新!

 

(東映)

 

さらには8月半ばにエントリーとなった森永製菓も逆行高し年初来高値を更新!

 

(森永製菓)

 

これらの銘柄のように、日経平均株価は1000円安となるも相場の流れが「上」に
変わった銘柄は全体の動きに関係なく上昇が続くのがスパゴ銘柄の特徴です!

 

買われていた方、おめでとうございます!

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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