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Market日米相場概況

◆PPI上昇もECB利下げでFRBも利下げ期待継続

2024.09.13 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 36,833.27 +1,213.50
TOPIX 2,592.50 +61.83
グロース 653.27 +21.13
NYダウ 41,096.77 +235.06
ナスダック総合 17,569.68 +174.15
S&P500指数 5,595.76 +41.63

 

きのうの米国市場は3指数揃って続伸しナスダックは4日続伸となりました。

 

きのう発表された8月の米PPI(生産者物価指数)は総合も食品とエネルギー価格を
除くPPIコアも前年同月比では市場予想を下回る結果となりましたが、前月比では
逆に予想をそれぞれ0.1ポイント上回る結果となりました。

 

これにより9月の利下げ幅が0.25%ととなる可能性が高まったものの、ECB(欧州
中央銀行)がこの日、会合を開き2会合ぶりの利下げを決定したことからFRBも利下げ
に転じる方向性は変わらずとの見方から前日に引き続き買い優勢の展開となりました。

 

個別銘柄では金利低下を見越して産金関連のニューモントやバリックゴールド、
フリーポートマクモランなどが上昇したほか、住宅ローンの金利低下期待からレナー、
DRホートン、ホームデポなどの住宅関連の上昇が目立ちました。

 

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は1213円高と8日ぶりに大幅反発となり、36,833円で大引けを
迎えました。

 

前日まで7日続落となっていた日経平均ですが、米市場で8月のCPIが公表され、結果は
前月比、前年同月比ともに予想と一致、インフレが着実に落ち着きを見せてきている
ことで9月利下げの蓋然性が高まったことに加え、共和党トランプ、民主党ハリスの
大統領候補者によるテレビ討論会でハリス氏のディベートが優勢だったとの評価により、
トランプトレードの巻き戻しから米市場で半導体関連、グリーンエネルギー関連銘柄が
買われたことで、日本市場もリスクオンの動きが強りまりました。

 

足元で大きく下落していた半導体関連が上昇し、日経平均の指数をけん引。
終始買い優勢の展開で、引けにかけて上げ幅を拡大させる展開となりました。

 

プライム市場の売買代金は概算で前日とほぼ同額の約4.2兆円、ただ値上がり銘柄数が
1550銘柄(94%)、値下がり銘柄はわずか77銘柄(4%)と前日とは打って変わって
ほぼ全面高の展開でした。

 

業種別では33業種すべてが値上がりとなり、値上がり上位は電気機器、機械、非鉄金属
などでした。

 

個別銘柄では、8月初旬にエントリーとなったベイカレントコンサルティングが
続伸し、連日で年初来高値を更新!

 

(ベイカレントコンサルティング)

 

 

また7月末にエントリーとなった東映も高値もみ合い圏の中、こちらも再び年初来
高値更新!

 

(東映)

 

加えて直近エントリーのフューチャーも年高を更新し、トランザクション、セーレン、
システムサポートなども高値更新となりました。

 

買われていた方、おめでとうございます!

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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