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◆FRBは0.50%の利下げを決定!
2024.09.19 日米相場概況 -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 36,380.17 +176.95
TOPIX 2,565.37 +9.61
グロース 640.19 +1.30
NYダウ 41,503.10 -103.08
ナスダック総合 17,573.30 -54.76
S&P500指数 5,618.26 -16.32きのうの米国市場はFOMC後に乱高下し、終値では3指数揃って下落となりました。
利下げ幅が注目された今回のFOMC発表を控え、取引開始後は様子見姿勢でしたが、
日本時間の午前3時に利下げ幅が50bp(0.50%)の利下げと確定するや否や、
急激に買いが強まる展開となり、ダウは一時400ドル弱の上昇をみせ、42000ドル弱
まで上伸し取引時間中の最高値を更新。ただその後の記者会見でパウエルFRB議長は利下げを急がない方針を示すと相場は
乱高下し、上げ幅を縮小させ引けにかけてはダウ、ナスダックともにマイナス圏へ
沈む動きで小幅ながら前日比マイナスで引けました。個別銘柄では、日本製鉄によるUSスチール買収計画を巡り、米当局が審査の
再申請を認めたことが好感され上昇。またこの日もグリーンエネルギー関連としてマキセオンソーラーやカナディアン
ソーラー、ジンコソーラーなど太陽光発電銘柄が揃って上昇となったほか、ダウ
採用銘柄ではアップル、ウォルトディズニー、ウォルマートが上昇となった
一方で、インテル、ハネウェル、アメックスなどが下落し指数の足を引っ張り
ました。今回のFOMCでは0.50%の利下げが決定されましたが、パウエルFRB議長が、今後の
会合で利下げを急がない方針を示したこともあって、為替相場では行き過ぎた
ドル売りの買戻しが起こっており、1ドル=142円台まで円安が進んでいることから
225先物の夜間取引では買い優勢の展開となっています。(日本市場)
きのうの日経平均株価は176円高と3日ぶり反発となり、36,380円で大引けを迎えました。
前日までの2日間で600円強下落していたこともあったことに加えて、為替相場でドル円が
一時140円割れから再び140円台に回復したこともあり、朝から自律反発の動きが
強く買い優勢の展開でスタートしました。ただその後は、FOMCの発表を控えていることもあり、上げ幅を縮小させ、後場には
マイナス圏に沈む場面もみられましたが、引けにかけて再度買いが入り、小幅反発で
取引終了となりました。日経平均は+176円(0.49%)と終値ベースで見ると小さな上げですが、日中取引時間
では、500円以上値が動く展開となりました。市場は今回のFOMCで0.25%、または0.50%の利下げになるのかの結果待ちで、この
利下げ幅によって為替相場がまずは大きく動くこととなります。FOMC後、為替が円安に振れれば日本株高、円高に振れればその逆となりやすくなります。
プライム市場の売買代金は3.4兆円と低商い。
値上がり銘柄数は1190銘柄(72%)、値下がり銘柄は413銘柄(25%)でした。業種別では23業種が値上がりとなり、値上がり上位は輸送用機器、石油石炭、鉱業など。
値下がり上位は陸運、空運、医薬品などでした。個別銘柄では、5月半ばにエントリーとなったセガサミーHDが連日の上昇で
年初来高値を更新!(セガサミーHD)
また7月半ばにエントリーとなった神戸物産も同様に連日上昇で年初来高値を更新!
(神戸物産)
さらに7月末にエントリーとなった東映も高値もみ合い圏の中で上昇し年高更新!
(東映)
その他、陰線こそ引いたもののベイカレントCもザラバ中の高値を更新し、セーレン、
長谷工コーポレーション、直近エントリーのキーパー技研、帝国電機製作所、
シグマクシス、マネーフォワードなどもしっかりとした展開でした。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。