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◆中国が景気刺激策を発表し、関連銘柄が上昇!
2024.09.25 日米相場概況 -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 37,940.59 +216.68
TOPIX 2,656.73 +14.38
グロース 661.17 -4.91
NYダウ 42,208.22 +83.57
ナスダック総合 18,074.52 +100.25
S&P500指数 5,732.93 +14.36きのうの米国市場は3指数揃って続伸し、ダウ、S&P500は連日で史上最高値更新と
なりました。朝方発表された9月のコンファレンスボード(米消費者信頼感指数)が予想以上に
悪化し、景気懸念が意識され、ナスダックは朝寄り後一時マイナス圏へと沈む場面が
みられましたが、その一方でFRBが11月にも再度0.50%の利下げを実施するという
観測が高まり株価の支えに。さらに中国人民銀行(中央銀行)がこの日、幅広い金融緩和措置と不動産市場支援策を
発表したことが支援材料となりました。具体的には、銀行の預金準備率を50bp引き下げることを表明。預金準備率を引き下げる
ということは、その分だけ市中に資金を流すということであり、これにより新規融資の
ため約1兆元(約1500億ドル弱)のお金が市中に解放されることとなります。ダウは4日続伸し連日で最高値を更新。個別銘柄では中国の景気刺激策によりJDコム、
ピンドゥ、アリババ、バイドゥなどの中国関連銘柄が揃って大幅高となったほか、
金利低下圧力から産金関連のフリーポートマクモラン、ニューモントなども上昇。中国の景気刺激策による需要回復期待によりその他の資源価格が上昇しており、銅関連
のサザン・コッパーやアルミ大手アルコアも大幅高となりました。一方、クレジットカードのビザが5%超の大幅安。デビットカードの決済に関して
米司法省が独禁法違反で同社を提訴したことが嫌気されました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は216円高と続伸し、37,940円で大引けを迎えました。
前週に引き続き3連休明けとなった日本市場ですが、前日の米市場で年内追加利下げを
支持する連銀総裁の発言や足元の経済指標が堅調であることから引き続き、ソフト
ランディング期待が支えとなり、ダウ、S&P500が史上最高値を更新。これを受けて、日本市場も朝方から買い優勢の展開でのスタートとなりました。
ただ朝高後は今週末に迫る総裁選なども控えていることもあってか、政治の不透明要因
から積極的に上を買い向かう動きは乏しく、日中、そして大引けにかけて上げ幅を
縮小させる展開で取引終了となりました。プライム市場の売買代金は概算で4.3兆円、値上がり銘柄数は877銘柄(53%)、
値下がり銘柄は713銘柄(43%)でした。業種別では26業種が値上がりとなり、値上がり上位は海運、保険、電気ガスなど。
値下がり上位は空運、陸運、医薬品などでした。個別銘柄では、8月初旬にエントリーとなったベイカレントCが2.5%弱の上昇となり、
再び年初来高値を更新!(ベイカレントC)
また5月下旬にエントリーとなった芝浦機械が足元で復調を見せてきており、約2か月
ぶりに年初来高値を更新!(芝浦機械)
さらに前週に引き続き、6月下旬にエントリーとなったバンダイナムコHDも続伸し、
連日で年初来高値を更新する展開となりました。(バンダイナムコHD)
その他、日経平均株価が4連騰となる中でその波に乗ってセーレン、マネーフォワード、
東レ、長谷工、日本マクドナルドなどが上昇しています。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。