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◆重要指標・イベントを前にダウ反落
2024.09.26 日米相場概況 -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 37,870.26 -70.33
TOPIX 2,650.50 -6.23
グロース 655.65 -5.52
NYダウ 41,914.75 -293.47
ナスダック総合 18,082.20 +7.67
S&P500指数 5,722.26 -10.67きのうの米国市場はダウは反落、ナスダックは前日終値を挟んでの小動きと
指数まちまちの展開でした。年内11月と12月、あと2回のFOMCが予定されていますが、11月に0.50%、そして
12月に0.25%、計0.75%の追加利下げを市場は織り込む中で、連日ダウは史上最高値を
更新する動きとなっていましたが、今晩は4-6月期GDPの確定値及び、パウエルFRB議長
の会見などを控えていることもあって、利益確定売りに押される一日となりました。ナスダック指数は主力ハイテク株の一角や半導体株の上昇に支えられ小幅ながら
3日続伸で取引を終えました。個別銘柄では、インテルがクアルコムによる買収の可能性が報道されて3%超の上昇
となったほか、AMD、エヌビディア、英アーム、マイクロンテクノロジー、ラムリサーチ
などの半導体の一角が上昇。利下げ期待の継続から産金関連のバリックゴールドなども買われました。
一方でカナディアンソーラー、ソーラーエッジ、ジンコソーラー、エンファースエナジー
などハリストレード銘柄は利益確定売りに押されて下落となっています。(日本市場)
きのうの日経平均株価は70円安と5日ぶり反落し、、37,870円で大引けを迎えました。
前日、米市場で経済指標の悪化を受けて、11月のFOMCでも再び0.50%の利下げが実施
されるとの期待や、中国の金融緩和(銀行の預金準備率引き下げ)の材料を受けて、
3指数揃って上昇して帰ってきました。ただ為替相場では「米利下げ期待=円高材料」となりやすく、144円台後半にあった
ドル円は一時143円割れまで円高が進行したことで上値の重い展開となりました。本日は配当及び優待の権利付き最終日となり、明日が権利落ち日となります。
また総裁選を27日に控えており、下馬評では石破氏と高市氏の決選投票になるのでは?
との見方も出ており、石破氏なら金融所得課税強化の警戒感から下落。高市氏であれば安倍元首相の申し子ということもあって、上昇の期待があることから
選挙前にポジションを傾けにくいというタイミングでもあると思われます。プライム市場の売買代金は概算で3.8兆円、値上がり銘柄数は805銘柄(48%)、
値下がり銘柄は772銘柄(46%)でした。業種別では17業種が値上がりとなり、値上がり上位は機械、空運、紙パルプなど。
値下がり上位は保険、銀行、水産農林などでした。個別銘柄では、8月初旬にエントリーとなったベイカレントCが本日も続伸し2.6%の
上昇で連日の年初来高値を更新!(ベイカレントC)
また4月下旬にエントリーとなった東レもここにきて再び上値を試す展開となり、
年初来高値を更新!(東レ)
その他、北越コーポレーションが5.5%の大幅高となり上値を追う展開が続き、8月
下旬にエントリーとなったトランザクションも堅調で直近高値を更新。日本マクドナルドも直近高値更新となっており、新しい顔ぶれが台頭してくるように
なりました。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。