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◆中国金融緩和に続き、不動産支援策も!?
2024.09.27 日米相場概況 -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,925.63 +1,055.37
TOPIX 2,721.12 +70.62
グロース 661.65 +6.00
NYダウ 42,175.11 +260.36
ナスダック総合 18,190.29 +108.09
S&P500指数 5,745.37 +23.11きのうの米国市場は3指数揃って反発となり、S&P500は再び年初来高値を更新しました。
きのう公表された21日の週の新規失業保険申請件数は予想22.5万件に対して、
21.8万件と下回り、4カ月ぶりの低水準となったことや、8月の耐久財受注もマイナスの
予想だったのに対して0.0%の伸びとなったことから、景気は底堅いとの見方が
強まり、買い優勢の展開となりました。また中国当局は24日に預金準備率の引き下げを発表しましたが、この日は不動産
市場の安定化を図る支援策を行うことを明言。具体的な施策はまだこれからとみられますが、中国も緩和に動いていることも好感され
米市場の支援材料となりました。セクター別では素材、情報技術、金融などが上昇し、個別銘柄では、25日に決算を
発表し、売上利益ともに市場予想を上回ったマイクロンテクノロジーが15%弱の
大幅高。これを受けて、アプライドマテリアルズやラムリサーチ、STマイクロ、KLA、ASML
など半導体の一角が買われたほか、この日も中国の刺激策を受けて、JDコム、
ピンドゥ、アリババ、バイドゥなど中国関連株も揃って大幅高となりました。またビットコインが3%強の上昇となり、65000ドルに回復したことからマイクロ
ストラテジー、コインベース、マラソンデジタル、クリーンスパーク、などの
関連銘柄も上昇となりました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は1055円高と大幅反発し、、38,925円で大引けを迎えました。
前日、米市場では連日で史上最高値を更新していたダウが利益確定売りに押され反落
で帰ってきましたが、為替相場でドル円が上昇し続け、朝方の143円台から一時145円
乗せまで円安が進行したことから外需関連を中心に買い直される動きが強まりました。日経平均株価は朝から500円のプラスで始まった後も円安を追い風に買いが継続し、
高値引けで今月12日以来の1000円幅の上昇となりました。プライム市場の売買代金は概算で5.2兆円と権利付き最終日というこもとあって、大商い。
値上がり銘柄数は1580銘柄(96%)、値下がり銘柄はわずか56銘柄(3%)と全面高
の展開でした。業種別では33業種すべてが値上がりとなり、値上がり上位はその他製品、金属製品、
電気機器などでした。個別銘柄では、5月下旬にエントリーとなった芝浦機械が連騰し、4%弱の上昇で
年初来高値を更新!(芝浦機械)
また直近エントリーとなった日油がエントリー後、そのまま上昇基調へ入り、6連
陽線で年初来高値、そして上場来高値を早くも更新!(日油)
さらに7月初旬にエントリーとなったサッポロHDも高値もみ合いの中、頭一つ出て、
こちらも年初来高値、上場来高値を更新!(サッポロHD)
その他東映、東レ、TISなども年初来高値を更新し、瑞光、帝国電機製作所、飯田G
ホールディングス、トランザクション、ダイドーグループなど数多くの銘柄が上値追いを
強める動きとなりました。買われていた方、おめでとうございます!
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また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。