Market日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　39,829.56 +903.93
TOPIX　2,740.94 +19.82
グロース　675.75 +14.10
NYダウ　42,313.00 +137.89
ナスダック総合　18,119.59 -70.70
S&P500指数　5,738.17 -7.20

先週末の米国市場はダウが続伸し3日ぶりに最高値を更新した一方で、ナスダック
は反落しました。

朝方は、FRBがインフレ指標として注目している8月のPCE（個人消費支出）が
発表され、前年比および前月比ともに伸びが鈍化したことから次回11月のFOMC
での0.5％の大幅利下げ期待が高まり買いを後押し。

ミシガン大学調査の9月の米消費態度指数確報値が市場予想を上回って上振れした
ことも好感されダウの上げ幅は一時400ドルを超える場面もみられました。

一方で、ハイテクセクターでは半導体関連株中心に利益確定の売りが優勢となり、
ナスダックは5日ぶり反落、S&P500も反落しました。

個別銘柄では、ジンコソーラーが9％超、カナディアンソーラー8.5％、ソーラー
エッジ7％と大統領選挙でハリス氏優勢からグリーンエネルギー関連が上昇。

またアナリストが投資判断と目標株価を引き上げたカジノホテル運営の
ウィン・リゾーツが７％超の大幅高となり同業のラスベガス・サンズやMGM
リゾーツにも買いが波及。

一方でエヌビディアは中国当局が同国企業にエヌビディア製ＡＩ半導体を
使わぬよう圧力を強めていると伝わったことが重石となり▲2％の下落。

ブロードコムやAMD、台湾TSMC、英アーム、アプライド・マテリアルズなども
軟調でした。

（日本市場）

先週末の日経平均株価は903円高と大幅続伸し、39,829円で大引けを迎えました。

自民党総裁選を前に、この日は13時から投票がスタートし、結果は過半数を超える
得票数の候補者がいなかったため、その後高市早苗氏と石破氏による決選投票が実施。

1回投票ではアベノミクスの後継者でもある高市氏がトップとなったことから、
高市トレードが活況となり、上昇を強める展開が鮮明となり、高値引けとなりました。

ただ、その後に行われた決選投票では石破氏が215票を獲得し新総裁選出となりました。

プライム市場の売買代金は概算で5.6兆円と、9月の権利落ち日と総裁選と特異な
イベントが重なったことで大商い。

値上がり銘柄数は642銘柄（39％）、値下がり銘柄は928銘柄（56％）と日経平均
に採用されている銘柄を中心に買われていたため、中身としては値下がり銘柄数の
多い1日でした。

業種別では17業種が値上がりとなり、値上がり上位は精密機器、機械、化学など。
値下がり上位は銀行、石油石炭、紙パルプなどでした。

個別銘柄では、4月下旬にエントリーとなった東レが6連騰し、この日も2％弱の
上昇で年初来高値を更新！

（東レ）

また6月半ばにエントリーとなったロート製薬が押し目後再浮上し、再び年初来高値を
更新！

（ロート製薬）

さらに6月下旬にエントリーとなったバンダイナムコHDも上昇が続いており、年初来
高値更新！

（バンダイナムコHD）

その他サッポロHD、東宝、芝浦機械、ニッコンHD、TISなども年初来高値を更新し、
指数の押し上げの波に乗る銘柄が散見されました。

買われていた方、おめでとうございます！

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