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Market日米相場概況

◆中東地政学リスクで米市場反落

2024.10.02 日米相場概況

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,651.97 +732.42
TOPIX 2,690.78 +44.84
グロース 665.79 +13.16
NYダウ 42,156.97 -173.18
ナスダック総合 17,910.36 -278.81
S&P500指数 5,708.75 -53.73

 

きのうの米国市場は中東の地政学リスクが意識され3指数揃って下落となりました。

 

米国の東海岸とメキシコ湾岸で港湾労働者の大規模なストライキが発生、
これに加えて中東ではイランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと
伝わったことでリスク回避の売りが優勢となり、ダウは4日ぶり反落、
ナスダックとS&P500も反落。

 

個別銘柄では、地政学リスクの高まりからエネルギーのシェブロンや
防衛関連のロッキードマーティン、RTX(旧レイセオン)、ノースロップ
グラマン、ディフェンシブ銘柄のメルクやトラベラーズなどに買いが
入りダウを下支え。

 

一方、エヌビディア、ブロードコム、AMD、クアルコム、マイクロン、
アプライド・マテリアルズ、KLA、英アームなど半導体関連株は軒並み
大幅安し、相場の重石となりました。

 

 

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は732円高と反発しました。

前日は、石破ショックで2000円弱の過去5番目の下げとなりましたが、その分、
高市トレードで買われた分を一日で消化しきったということかと思われますが、
朝方から買い優勢で大引けまでその勢いが続く展開となりました。

 

高市銘柄とされるサイバー攻撃対策関連や核融合関連銘柄はまだ軟調な銘柄も
散見されましたが、それを手仕舞いした資金が大型株から中小型の値動きのいい
バイオや宇宙関連に向かい、幅広い銘柄が買われる一日でした。

 

プライム市場の売買代金は概算で約4.2兆円。
値上がりは1272銘柄(77%)、値下がり銘柄は331銘柄(20%)でした。

 

業種別では31業種が値上がりし、ほぼ全面高。

値下がり上位は機械、証券、卸売など、値下がり上位は空運、陸運、水産などでした。

 

個別銘柄では、先月初旬にエントリーとなったしまむらが前日の2Q決算を好感し、
6%超の上昇で直近高値を更新!

 

同じく先月初旬にエントリーとなったゼンショーHDは高値もみ合いの中、頭一つ
上抜けて年初来高値を更新!

 

また6月初旬にエントリーとなったライト工業も上値追いが鮮明化してきており、
直近高値を更新し、年初来高値の手前水準まで上昇!

 

日本マクドナルドも前日に引き続き上値追いが続いており、直近高値更新となりました。

 

衆院解散、選挙の日程も決まりましたので、少なくともそれまでは政治面で
ネガティブな材料が出ることはなくなったと思われます。

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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