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◆米市場、雇用統計待ちで様子見姿勢
2024.10.03 日米相場概況 -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 37,808.76 -843.21
TOPIX 2,651.96 -38.82
グロース250 644.58 -21.21
NYダウ 42,196.52 +39.55
ナスダック総合 17,925.12 +14.76
S&P500指数 5,709.54 +0.79きのうの米国市場は3指数ともに前日終値を挟んでの展開でした。
中東地域の緊迫化への懸念と、前日夕に決算を発表したナイキが急落して始まった
ことが重石となり主要株価指数は続落して始まりましたが、ADPの雇用統計では
市場予想を上回ったことから米経済の底堅さが意識され指数はプラス圏に持ち直し。ただ、週末に発表を控える9月の米雇用統計を見極めたいとして様子見ムードが
強く主要指数は前日比ほぼ横ばいで取引を終了しました。個別銘柄では、エヌビディアやブロードコム、KLAなどの半導体関連銘柄が
買われたほか、中東リスクから原油が上昇していて、シェブロンやエクソンモービル
などのエネルギー株が上昇。一方、6~8月期が減収減益となり、先行きの業績見通しが市場予想を下回った
ナイキが▲6%超の大幅安。7-9月期の世界販売台数が市場予想を下回ったテスラも▲3.5%の下落となっています。
(日本市場)
きのうの日経平均株価は843円安と大幅反落となり、37,808円で大引けを迎えました。
自民党総裁選も早々に、石破ショックが落ち着いたと思った矢先に、今度は
中東の地政学リスクがマーケットの懸念材料とされ、前日は米市場が3指数揃って
反落で帰ってきました。これを受けて、日本株も朝から売り優勢の展開で始まり、取引時間が経過するたびに
下げ幅を拡大させていく展開となり、前日の700円超の上げを帳消しにする下げと
なりました。一方で、中国が金融緩和に続いて、財政出動を出す観測も見られたことから、
上海総合指数は8%の大幅高、香港ハンセン指数も5.5%の上昇となりました。プライム市場の売買代金は概算で約4.4兆円。
値上がりは248銘柄(15%)、値下がり銘柄は1370銘柄(83%)でした。業種別では5業種のみが値上がりし、ほぼ全面安の展開。
値下がり上位は鉱業、石油石炭、鉄鋼など、値下がり上位は空運、電気機器、銀行
などでした。個別銘柄では、6月初旬にエントリーとなったライト工業が逆行高し、年初来高値を更新!
きのうは、地政学リスクの警戒感と直近の石破ショックからの立ち直りの場面でもある
ことからその他の銘柄では目立った上昇銘柄はありませんでした。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。