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Marketマーケットニュース

◆雇用統計を前に持ち高調整で米市場反落

2024.10.04 マーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 38,552.06 +743.30
TOPIX 2,683.71 +31.75
グロース250 650.33 +5.75
NYダウ 42,011.59 -184.93
ナスダック総合 17,918.48 -6.65
S&P500指数 5,699.94 -9.60

 

きのうの米国市場は中東情勢の緊迫化などから軟調な展開となり反落しました。

 

9月の米雇用統計の発表を翌日に控えて積極的な買いが入りにくい中、
中東情勢の緊迫化が相場の重石となり、米港湾労働者の大規模なストライキや
米原油先物(WTI)の大幅高でインフレ再燃リスクが意識されたことも株式相場
を圧迫しました。

 

ダウは反落。ナスダックも反落しましたが、エヌビディアなどの半導体の一角の
上昇が寄与し下げ幅は限定的でした。

 

個別銘柄では、エヌビディアが3%超の大幅高。
同社ファンCEOが次世代AI半導体「ブラックウェル」の生産は予定通り進んで
いると説明するとともに需要の強さにも言及し、材料視した買いが株価を
押し上げました。

 

一方で、ダウ採用銘柄ではメルクをはじめ、ボーイング、アマゾン、ナイキ、
ゴールドマンサックスなど8割の銘柄が下落となりました。

 

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は743円高と大幅反発となり、38,552円で大引けを迎えました。

 

前日に843円の大幅安となった日経平均株価ですが、昨晩の米市場が雇用統計の
前とは言え、ADP雇用報告で予想を上回る結果となったことからソフトランディング
期待が維持され、小幅ながらプラスで帰ってきたことに加え、石破新総裁が日銀
の植田総裁と会談し、金融緩和を持続していく方向で意見が一致したことを好感し、
為替相場で円安が進行しました。

 

ドル円は一時総裁選前の147円台まで上昇したことを受けて、外需関連を中心に
買い直される動きが鮮明化し、日経平均株価は朝方1048円と大幅高となりました。

 

ただ買い一巡後は今晩の雇用統計を控えていることもって、様子見機運も強まり、
引け値では若干ながら上げ幅を縮めました。

 

プライム市場の売買代金は概算で約4.2兆円。
値上がりは1291銘柄(78%)、値下がり銘柄は1309銘柄(18%)でした。

 

業種別では28業種が値上がりし、きのうとは打って変わってほぼ全面高の展開。
値上がり上位は保険、海運、医薬品など。値下がり上位は紙パルプ、銀行、鉄鋼
などでした。

 

個別銘柄では、6月下旬にエントリーとなったバリューHRが3%弱の上昇となり、
またもや年初来高値を更新!

 

(バリューHR)

 

また先月半ばにエントリーとなった日油も早速ですが、さらに上値を伸ばし、
年初来高値を更新&上場来高値を更新!

 

(日油)

 

その他、6月下旬にエントリーとなったダイセキ環境ソリューションも陰線こそ
引いたもののザラバ中に年初来高値を更新!

 

(ダイセキ環境ソリューション)

 

その他、東レも同様に陰線引けですが、年初来高値を更新し、反発機運が鮮明となる
銘柄が多いものの、指数が朝高となっただけに、陰線引けする銘柄も多い一日でした。

 

買われた方、おめでとうございます!

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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