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◆金融株が堅調でダウは2日ぶり最高値更新!
2024.10.17 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,180.30 -730.25
TOPIX 2,690.66 -32.91
グロース250 632.67 -8.02
NYダウ 43,077.70 +337.28
ナスダック総合 18,367.08 +51.49
S&P500指数 5,842.47 +27.21きのうの米国市場は、3指数揃って反発し、ダウは引け値ベースで2日ぶり再び
最高値更新となりました。前日は半導体製造装置のASMLが冴えない決算を発表したことから、ASMLショック
で半導体関連を中心に売り込まれる動きが見られましたが、きのうは、その半導体の
一角に買い直しの動きもみられ、センチメント改善につながりました。加えて、モルガンスタンレーが第3四半期決算で売上高に相当する純営業収益と1株
利益が市場予想を上回ったことから6%超の上昇となったことをきっかけに金融株が
買われる動きが目立ちました。個別銘柄では、前日に引き続きビットコインの上昇が顕著となっており、67000ドル
台後半まで上昇し、9月下旬に付けていた高値を更新。
これを受けて、ビットデジタル、コインベース、マラソンデジタル、クリーンスパーク
など関連銘柄が大幅上昇。モルガンスタンレーの好決算を機にシティやバンカメ、ゴールドマンサックスなどの
金融株も上昇となった一方で、きのうの下げの主因となったオランダのASMLは続落し、
▲6%超の下落、エヌビディアは反発となったものの、KLA、アプライドマテリアルズ、
ラムリサーチなども続落となりました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は730円安と大きく反落し、、39,180円で大引けを迎えました。
日本市場よりも一足先に7-9月期の決算発表が始まっている米市場ですが、前日の
決算で医療保険大手のユナイテッドヘルスやオランダの半導体製造装置のASMLが
冴えない決算内容、見通しを公表しこれがネガティブインパクトとして米市場全体に
売りが広がる要因となりました。為替相場では年内の追加利下げの観測が鈍っていることもあり、ドル円は149円台と
円安に振れているものの、半導体関連がASMLの決算を機に連れ安したことで、
日本市場でも半導体大手を中心に売りが広がり、指数を押し下げる展開で終始、
マイナス600~700円台を往来する動きとなりました。プライム市場の売買代金は概算で3.9兆円。
値上がりは354銘柄(21%)、値下がり銘柄は1246銘柄(75%)でした。業種別ではわずか4業種が値上がりし、値上がり上位は保険、建設、電気ガスなど。
値下がり上位は精密機器、電気機器、化学などでした。個別銘柄では、8月下旬にエントリーとなったトランザクションが、前日に本決算を
発表し、今期も2ケタの増収増益見通しを発表したことが好感されて逆行高し、
+11%の上昇で直近高値を更新!(トランザクション)
また7月末にエントリーとなったコメダHDも逆行高となり、直近高値を更新!
(コメダHD)
さらに9月初旬にエントリーとなったシグマクシスも東海東京証券が目標株価を
2600円から2700円に引き上げられたことが好感され、ザラバ中に直近高値を更新!(シグマクシス)
TKCはザラバ中に年初来高値を更新していますが、きのうは大幅安となったことも
あり、年初来高値を更新する銘柄はいつもよりは少ない一日でした。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。