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◆AI需要からエヌビディア4か月ぶりに高値更新
2024.10.22 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,954.60 -27.15
TOPIX 2,679.91 -9.07
グロース250 631.91 +8.54
NYダウ 42,931.60 -344.31
ナスダック総合 18,540.01 +50.45
S&P500指数 5,853.98 -10.69週明けの米国市場はダウは反落、ナスダックは続伸と指数まちまちの動きでした。
今週も米国では主要企業の決算発表が予定されている中、先週末にかけて
ダウが連日で最高値を更新していることから利益確定の売りが優勢となり
軟調な展開。一部エコノミストが足元の米経済が堅調なため11月のFOMCでは利下げを見送る
可能性が高まっているとの見解を示し、追加の利下げ観測が後退し、米長期金利が
上昇したことや、中東情勢の悪化懸念なども重石となりダウ、S&P500は反落。その一方でエヌビディアの大幅高に支えられナスダックは小幅高で4日続伸と
なりました。個別銘柄では、AI向けの強い需要を理由にアナリストによる目標株価の引き上げ
が相次いでいるエヌビディアは+4%超の上昇で約4か月ぶりに上場来高値を更新。その他、週明けも量子コンピュータ関連としてクオンタムコンピューティングが
+24%と大幅高となり、次いでリゲッティコンピューティングも+15%超の大幅高
となりました。一方で、利下げ観測の後退により住宅関連のレナー、DRホートンがそれぞれ▲4%
超の下げとなり、ディスカウントストアのターゲットやクレジットカードのアメックス
なども金利の高止まりにより消費が懸念され下落しました。(日本市場)
週明けの日経平均株価は27円安と小幅反落し、38,954円で大引けを迎えました。
週末の米市場では、3指数揃って上昇して帰ってきたこともあり、朝方は比較的堅調な
動きが見られ、日経平均株価は一時137円高まで上昇する場面も見られましたが、
大引け前に失速し、小幅下落となりました。今週末、衆院選挙が行われる予定ですが与党自民党が単独過半数割れする可能性が
濃厚という見方が強まっており、選挙の不透明感から積極的な商いは手控えられている
印象です。プライム市場の売買代金は概算で3.4兆円。
値上がりは698銘柄(42%)、値下がり銘柄は888銘柄(53%)でした。業種別では8業種が値上がりし、値上がり上位は海運、ゴム、精密機器など。
値下がり上位は電気ガス、水産、銀行などでした。個別銘柄では、8月下旬にエントリーとなったトランザクションが6%弱の大幅高となり、
年初来高値、そして上場来高値も更新!(トランザクション)
また、5月半ばにエントリーとなったクリエイトレストランツHDも3%超の上昇でこちらも
年初来高値を再び更新!(クリエイトレストランツHD)
さらに先週に続き、本日も上値追いが継続している東映も続伸し2日連続で年初来高値を
更新!(東映)
選挙前で全体相場が様子見姿勢の強い中、年初来高値、上場来高値を更新する銘柄が
複数出てくる好調な一日でした。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。